もっとも重視するのは家賃の額。60,000円以上の希望者は約1割

公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会(略称:全宅連)と公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会(略称:全宅保証)はこのほど、「ひとり暮らしに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、不動産取引に関連する知識の啓発事業のための資料収集の一環として、2012年12月28日~2013年2月28日にインターネット上で実施。14,234件の回答を集計分析したもの。

家賃4万円以下を希望する人は45.7%

「ひとり暮らしの部屋探しで重視する部屋の条件」については、「家賃の額」が29.4%で第1位。以下「通勤通学の時間」(18.7%)、「部屋の間取り広さ」(11.2%)が続いた。

「ひとり暮らしをする場合の希望家賃額」への質問では、「40,000~50,000円」が25%で第1位。以下「50,000~60,000円」(18.2%)、「35,000円~40,000円」(13.9%)の順となった。また、全体の45.7%が「家賃40,000円以下」を希望していることが分かった。

設備への要望、「駐車場」が減少し「駐輪場」が増加

男性は「エアコン付」、女性は「バストイレ別」が重要

「ひとり暮らしで重視する部屋の設備」については、「エアコン付」(15.6%)、「トイレとバスの分離」(14.1%)、「収納スペースが広い」(11.0%)が上位となった。男女別に見ると、男性の1位は「エアコン付」、女性の1位は「トイレとバスの分離」だった。

キッチン設備としては、ガスコンロ希望者がIHテーブル希望者の約2倍。「インターネット接続回線」はとくに男性の希望が11.9%と高かった。また「駐車場がある」がここ3年間で減少しているのに対し、「駐輪場がある」は増加していた。その他、調査の詳細は「宅建協会のお知らせ」で閲覧できる。