NTTドコモが26日に発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が8,372億円と前期比4.3%減となった。売上に相当する営業収益が4兆4,701億円と同5.4%増となったものの、営業費用の増加が響いた。
営業収益は、モバイル通信サービスにおける音声収入の「月々サポート」やMOUが減少したものの、Xiサービス契約者の増加、端末の販売数が伸びたことなどが寄与し、営業収益は前年比を上回った。
一方で、新領域の拡大等に伴う費用の増加や端末販売数の増加に伴う端末機器原価の増加などにより、営業費用が増加、結果として営業利益が前期比373億減の8,372億円となり、当初目標の9,000億円に届かなかった。
2014年3月期の連結決算については、営業収益が4兆6,400万円で2013年3月期比で3.8%増、営業利益が8,400億円、純利益が5,100万円で同2.9%増を見込む。