一般的に日本人は欧米人に比べてお酒に弱いと言われます。ということは、お酒に強い外国ではものすごく強いお酒があるのでは? 外国人20人に聞いてみました。

・ピンガ。さとうきびでできています (ブラジル/女性/50代前半)

ピンガはサトウキビの汁を発酵させたブラジルの蒸留酒。「カシャーサ51」という銘柄が有名です。アルコール度数は40%と非常に高く、この蒸留酒でつくる「カイピリーニャ」というカクテルが世界中で愛飲されています。

・フランスのオー・ド・ヴィーというお酒。50度くらいのお酒です。中でもラ・フランスのオー・ド・ヴィーはお勧めです (フランス/男性/20代後半)

フランスでは、蒸留酒全般をオー・ド・ヴィーといい、コニャックやアルマニャック、リンゴのお酒のカルバドスなどがオー・ド・ヴィーになります。ブドウ以外の果物からつくったオー・ド・ヴィーを「オー・ド・ヴィー・フリュイ」とも呼び、回答にあったラ・フランスのお酒はこの一種になりますね。

・「ラオカオ」というお酒です。アルコール度数は高いのですが、のどに入ると甘味が感じられます (ラオス/女性/20代後半)

・お酒には詳しくないが、金門高梁だと思う。アルコールをそのまま飲んでいる感じがする (中国/女性/30代後半)

・Absinthe(アブサン)。アニスの味です (チェコ/男性/30代前半)

・アブサン。とてもアルコールが強いお酒です、昔は禁止されていました (スイス/女性/40代前半)

金門高梁酒は、台湾名産の蒸留酒ですね。ピリッとした辛さが特徴的なのだとか。アブサンはニガヨモギを主成分としたリキュール。アニスやフェンネル、コリアンダーなども加えられ、アルコール度数は65%~70%と非常に高いお酒です。「神経系統を侵す成分を含む」とされ、「緑の魔酒」と呼ばれたこともあるそうです。1915年にはフランス政府によって製造禁止の措置が取られたこともありました。

海外旅行の際にぜひ飲んでみたい! というお酒はありましたか。旅の非日常感で飲みすぎないように注意してくださいね!

(文・アリウープ おーた)