パナソニックは4月24日、SDカーナビステーション「ストラーダ Rシリーズ」を発表した。ラインナップは、「CN-R500D」「CN-R500D-D」「CN-R500WD」「CN-R500WD-D」の4製品で、CN-R500WDとCN-R500WD-DはDSRC車載器セットモデル、CN-R500D-DとCN-R500WD-Dは200mmワイドコンソール用モデルとなっている。発売は6月7日。価格はオープンで、推定市場価格は、CN-R500WDとCN-R500WD-Dが160,000円前後で、CN-R500DとCN-R500D-Dが30,000円前後だ。

SDカーナビステーション「ストラーダ Rシリーズ」。写真は、DSRC車載器セットモデルの「CN-R500WD-D」

4製品はいずれも2 DINサイズで、7型のモニターを装備。表示画素数は800×480ドットだ。地上デジタルチューナー、AM/FMチューナー、DVDを搭載する。新機種の大きな特徴は、モーションコントロールの強化、ITSスポットサービス(DSRC)への対応、スマートフォンと連携する「Drive P@ss」への対応だ。

モーションコントロールは、スマートフォンやタブレットなどで一般的な、フリックやドラッグ、ピンチイン/ピンチアウトといった動作で、ナビの操作を行えるようにしたもの。ナビ画面を注視することなく、直感的に操作を行うことが可能だ。

DSRCは、従来のETCの上位互換のサービスで、料金の支払いだけでなく、広範囲の渋滞データの受信や安全運転支援にも利用される。特に、従来のVICSではサポートされていなかった、県をまたいでの渋滞情報の提供が大きなポイント。長距離の移動時には威力を発揮する。

Drive P@ssは、iPhone、Androidに対応したアプリで、6月上旬に公開予定。公開時には、Yahoo!ニュースの閲覧や、スマートフォンに保存されている音楽ファイルの再生、Gracenoteデータベースによる楽曲情報検索などが利用できる。また、2013年夏には、「動画プレイヤー」「SNS投稿/閲覧アプリ」「インターネットラジオ」といった機能も追加される予定だ。