KDDIは25日、4月16日から19日にかけて、一部のauユーザーに発生したEメール送受信に関する障害について、その原因が作業ミスと設備故障によるものと発表した。

同社によると、4月16日にサーバーのバージョンアップ作業の途中で、手順書記載ミスが原因となり、現行のプロキシサーバーにてエラーが発生、au版iPhone/iPadユーザーのうち、Eメールリアルタイム受信設定を行っている一部のユーザーで利用しづらい状態が続いた。

その後、障害のエラーを解消して作業を続けたが、新プロキシサーバーへの切替実施中にタイムアウトエラーが発生。現行設備に戻すことにしたが、その戻し作業中に、一部の設備が故障したことでEメールの送受信に不具合が生じた。

以降、リカバリーを図ったものの、再起動手順上の問題と中継サーバーに滞留した受信メールにより、62台中24台のサーバーの高負荷状態が継続し、アクセス急増も重なって、メールの送受信がしづらい状況が続いたとしている。