半田市亀崎の海浜に勇壮で華麗な山車が繰り出す「亀崎潮干祭」

愛知県知多半島の北東部、衣浦港に面した半田市亀崎地区で、毎年恒例の「亀崎潮干祭」が5月3日、4日に開催される。開催時間は3日が6時30分~20時00分、4日が6時10分~19時30分(雨天順延)。

300有余年もの間、毎年神前神社の祭礼として行わているこの祭りでは、刺繍幕や彫刻で装飾された5輌(りょう)の山車(東組宮本車・石橋組青龍車・中切組力神車・田中組神楽車・西組花王車)を干潮の海浜に曳(ひ)き卸すという。

3日は、6時30分から山車祈とうがはじまり、10時30分に「海浜曳き下ろし」が開始。4日は、14時5分から「海浜曳き下ろし」を、18時20分から町内巡行を行うとのこと。

長き歴史と伝統を守り伝えてきた祭り

祭神である神武天皇東征の際、海からこの地に上陸したとの伝説にちなみ、5輌(りょう)の山車を潮干の浜へ曳き下ろしたことが、この祭りの由来になっている。1980年には亀崎潮干祭の山車5台が愛知県の有形民俗文化財に、2006年には亀崎潮干祭の山車行事が国の重要無形民俗文化財に指定されている。

当日はお土産として、ポストカードや携帯ストラップ、山車ペーパークラフトなどのほか、亀崎潮干祭公式ガイドブック(A5版48ページ)も200円で販売される。