フリーマガジン「R25」を発行するメディア・シェイカーズのM1・F1総研は22日、「オフィスドライ」の実態に関する調査結果を発表した。同調査は、乾燥するオフィス環境を「オフィスドライ」と命名し、自分の席でのデスクワークが中心の20歳~34歳の働く男女(首都圏一都三県)を対象として、3月9日~11日にインターネット上で実施。400名(男性200名、女性200名)から回答を得た。
オフィスの乾燥を感じていない女性はわずか3%
「オフィスの乾燥を感じるか」を聞いたところ、78.0%が「非常に感じる」「感じる」と答えた。とくに女性は乾燥に敏感で、男性が68.5%だったのに対し女性は87.5%が乾燥を感じていた。「乾燥をまったく感じない」と答えた女性はわずか3%だったという。
「どんな症状でオフィスドライを感じるか」を聞いたところ、「口元・唇が乾く」(63.0%)と「喉が渇く」(61.3%)が1位・2位となった。3位は「目がゴロゴロする」の48.3%だった。また39.5%で4位となった「顔の肌がカサカサする」という症状は、男性が22.0%だったのに対し女性は57.0%と、3位の54.0%より多かった。
乾燥対策は「水分補給」「目薬」「マスク」
「オフィスドライの対策法」について聞いたところ、もっとも多かったのは「水分補給」の62.9%で、男女ともにトップ(男性60.6%、女性65.2%)だった。次いで「目薬」の36.3%、「マスク」の33.5%となり、オフィスドライを強く感じる「口元」「目元」への対策が重視される結果となった。男女別で見ると、男性は「水分対策」(60.6%)に頼る人が多いのに対し、女性は上位3位に加えて「加湿器」(37.9%)、「保湿クリーム」(37.4%)など多くの対策を講じていた。
オフィスで仕事中に飲む飲料は「水」「お茶系」が多い
「仕事中に席で飲むドリンク」は、1位が「水(ミネラルウォーター)」で63.5%、2位が「緑茶飲料」で55.8%、3位が「烏龍茶飲料」で42.5%、4位が「ブレンド茶・麦茶飲料」で40.8%)と、水やお茶を飲んでいる人が多かった。5位には40.3%で「缶コーヒー」があがった。
「席で飲むドリンク1本を飲み切る時間」を聞いたところ、1位の「水(ミネラルウォーター)」から4位の「ブレンド茶・麦茶飲料」は「2時間以上」かけてちびちびと飲む人が6割以上となったが、5位の「缶コーヒー」は50.3%が「30分以内」に飲んでいた。その他、調査の詳細は「M1・F1総研」で閲覧できる。