Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark(グラフ41~47)
SEGA
http://www.sega.com/games/aliens-vs-predator/
http://www.sega.com/avp/us/home.php
結果から言うと、このベンチマークは比較として使えなかった。まずOverall(グラフ41~43)をみてお分かりの通り、平均で350fps超え、最大フレームレートは850fpsにも届こうという恐ろしい結果が出ているが、最小フレームレートは並である。
これは何かおかしい(2560×1440pixelで平均フレームレートが300fps超えはさすがにありえない)。で、グラフ44~47に解像度別変動を示すが、全てのケースで明らかに「何か変」である。
で、実際の結果を見てみると、例えば2,560×1,440pixelにおける最初の10Frame分の結果は、
Frame | FPS | Time(ms) |
---|---|---|
0 | 63.6 | 15.7 |
1 | 118.7 | 8.4 |
2 | 89.0 | 11.2 |
3 | 71.4 | 14.0 |
4 | 179.0 | 5.6 |
5 | 52.3 | 19.1 |
6 | 585.5 | 1.7 |
7 | 43.6 | 22.9 |
8 | 629.1 | 1.6 |
9 | 43.0 | 23.2 |
となっている。数字を見て分かるとおり、Frame Rateが極端に振動しているのが分かる。
実はこのベンチマーク、これまでも時々800fpsとかいう数字が出る事はあるのだが、それは1回のテストあたり1個所か2個所程度。多くても10個所未満(ちなみに2,560×1,440pixelでの1回のテストのFrame数は7800ほど。1280×720pixelだと27000Frame近くのデータ量になる)なのだが、Radeon HD 7990ではほぼ全域にわたってこのFrame Rateの振動が発生しており、「極端な値を抜く」という通常の前処理を掛けるとデータ量が半減しかねない状況である。
実際のゲームをプレイしたわけでないから体感性能を語るのは難しいが、画面を見る限りはスムーズに動作しており、Radeon HD 7970 CrossFireと同等レベルの性能があるようには感じられる。ただ結果としてのFrame Rateはアテにならない、というのが今回のテスト結果である。
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