俳優･渡辺謙が主演を務める映画『許されざる者』(9月13日公開)の第2弾ポスターが公開され、柄本明、佐藤浩市、柳楽優弥らの役柄のイメージが明らかになった。

映画『許されざる者』

クリント･イーストウッドが監督と主演を務め、第65回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞した映画『許されざる者』(1992年)が、舞台を西部劇から時代劇へと移し、渡辺謙主演でのリメイクが決定。『悪人』(2010年)、『フラガール』(2006年)などで知られる李相日監督がメガホンを取った。1880年の北海道を舞台に、幕府軍の残党でかつては"人斬り十兵衛"と恐れられた男･釜田十兵衛が、顔を切り刻まれた女郎から「敵を討ってほしい」という願いを受け、亡き妻、そして幼い子どもたちのために一度は置いた刀を再び手にとる。

第2弾ポスターでは、豪華キャスト陣の顔写真が掲載されており、それぞれの役柄イメージが伝わるデザインになっている。渡辺謙が演じるのは、江戸幕府側の残党でかつて"人斬り十兵衛"と恐れられた釜田十兵衛。その表情は、彼の暗い過去を物語っている。また、その十兵衛の過去を知り、賞金稼ぎに十兵衛を誘う旧友･馬場金吾を柄本明が演じた。そのほか、勤皇の志士･北大路正春の國村隼、恐怖で町を統治する初代戸長&警察署長･大石一蔵の佐藤浩市の容姿も明らかに。

特に印象深いのが、これまでのイメージを覆す柳楽優弥の風貌。彼は十兵衛、金吾と共に賞金首を追う若者･沢田五郎を演じた。また、顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つ女郎･なつめを忽那汐里が演じ、その写真には確かに痛々しい傷が確認できる。その傷つけられたなつめのために、事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金をかける年長の女郎･お梶を小池栄子が演じた。

(C)2013 Warner Entertainment Japan Inc.