落語家の月亭方正、月亭八光、桂三度が15日、5月27日になんばグランド花月(=NGK)で開催する落語会「よしもと落語・新世代四人衆~NGKでやっちゃいます~」の発表会見を大阪市内で行った。
方正、八光、三度、そして三度と同じ六代目桂文枝門下の桂三四郎と、上方落語界では"若手"の4人が競演する同イベント。この顔ぶれの中で"大トリ"の大役を務める方正は「NGKの大トリがこの僕というのが、落語界の常識ではまずあり得ない。何じゃコレ? という吉本らしい落語会です(笑)」と説明。バラエティー番組などでも共演している息の合ったメンバーとあり、「落語はもちろんですが、僕らのチームワークも見せたい」と意気込んだ。
八光は「わかりやすい落語で、新しいファンの獲得を試みたいと思っております」と抱負を語り、「落語を見たことのない方々にもたくさん来ていただきたい」とPR。三度は「まだ弟子修行中で年季の明けていない僕がこのメンバーに加えていただけるだけでありがたい」と恐縮した様子を見せながらも、「僕は上方の血統書付きの落語家ではない、いわば野良犬みたいなもの。でもね、公園をウロウロしてる野良犬、妙にカワイイときがございませんか?(笑)」と独特の表現で存在感をアピールした。
また、NGKの大舞台で落語会を開催するにあたり、それぞれの師匠はどんな反応を見せたかを聞かれると、三度は「『噺家は場数を踏んでナンボや』と快く送り出していただいた」と文枝に激励されたことを告白。一方、方正と八光の師匠・月亭八方については、方正が「昨日お会いしたら、『ウチの嫁がたくさんチケットさばかなアカンわ。大変やで』とボヤいてはりました(笑)」といかにも八方らしいジョークで弟子たちに発破をかけたことを明かして笑わせていた。