日産自動車は、20日から開催されている『2013年上海モーターショー』(開催期間は29日まで)において、コンセプトカー「Friend-ME」(フレンド・ミー)を世界初公開した。

コンセプトカー「Friend-ME」

同車は、力強い彫刻的なラインを持つ堂々とした外観と、乗車した4人が対等な立場となるようにデザインされた室内空間が特長というコンセプトカー。1980年代に生まれた約2億4,000万人の中国の若者がどのようなことに憧れるのかを探究し、特に20代半ばの男性の社会的な行動形態に焦点を当ててコンセプトを作ったとのこと。

フロントとリアの4つのシートは、全てが同じようなスタイルでありながら、それぞれが独立し、4人全員が、車速、ナビゲーション、燃料の残量などの情報を共有できる。また、全員が同じ音楽を聴くこともでき、4人それぞれが自分のシートで自分の好きな音楽を聴くことも可能という。

そのほか、自分の携帯電話から車内のスクリーンに送るなどデータのやり取りをすることで、自分が面白いと思ったコンテンツを全員で共有する機能も搭載している。

「Friend-ME」インテリア