三陽商会はこのほど、今年秋冬シーズンの婦人服展示会を開催した。ポール・スチュアートや、春からスタートした「PRINGLE 1815」など、同社が扱うブランドの最新秋冬アイテムがそろった。この秋冬よりタグラインも策定。「TIMELESS WORK.ほんとうにいいものをつくろう。」のコンセプトに合わせた「100年コート」も発表された。ここでは、「PRINGLE 1815」、ポール・スチュアート、アマカをピックアップして紹介する。
新ブランド&新ラインからの婦人服が続々登場!
今年春よりデビューした「PRINGLE 1815」は、「MAKE THE NEW STANDARD ~未来のスタンダードをつくる」というブランドコンセプトの下、秋冬もイギリスの伝統にこれから先の時代をかけ合わせた新しい商品を展開していく。上下をセットアップできるニットや、得意のツインセット、アーガイル柄をはじめ、色鮮やかなニットを豊富にそろえた。
小物では編みぐるみも展開。かわいらしい手ぬぐいのニットのぬいぐるみは、服が着せられたり、帽子をかぶせられたりと、遊び心満点だ。スマートフォンケースやタブレットケースなどのアイテムも拡大。スマホを持つのが当たり前になった昨今に合わせている。ブランドのアイコンである「ランパンライオン」と「アーガイル柄」を現代風にアレンジしたバッグも、心ひかれるアイテムだ。得意のストールも大きく展開していくという。
ポール・スチュアートでは、「Paul Stuart New York」設立75周年を記念した「コレクションライン」を展開する。ブランドの基本アイテム(トレンチコート、ブレザー、アーガイルニットなど)に、カシミヤやベビーアルパカなどの素材を使用した上質なラインとなる。従来よりも格上の価格帯で提案していく予定とのこと。
アマカでは秋冬より新しいディレクターを迎え、新ラインを展開。ファッション感度の高い商品の開発と再構築を図るという。素材やテクニックにこだわり、グレードの高さを感じさせる着こなしで、エスプリを感じさせるコレクションを用意している。
同ブランドではその他、レンガを思わせるリバティプリントのアイテムも発表。花柄をイメージしやすいリバティ柄も、アマカらしいワンピースになっている。秋冬のアマカは、「ELEGANT BRITAIN」がテーマ。日常で着回しのきくラインナップをベースに、優しく女性らしい大人の着こなしを提案していく。
コートから始まった三陽商会が作り上げた「100年経っても愛されるコート」
三陽商会では、秋冬よりタグラインを策定。「TIMELESS WORK.ほんとうにいいものをつくろう。」をテーマに商品作りを行うという。その第1弾として発表されたのが「100年コート」。100年経っても愛されるコートをテーマに、本来のトレンチコートの残す部分と省く部分を選定し、作り上げた。コートから始まった同社が、「TIMELESS WORK.」を体現するアイテムとして、「100年コート」を作り上げたといえる。
同社はこの「TIMELESS WORK.」というメッセージを発信するため、ショートムービーを公開している。自らの立ち位置を再確認し、生活者から共感・共鳴し、愛される企業になろうという姿勢とバックボーンを伝える内容となっている。全4話で、現在は第1話を公開中だ。ぜひ、「TIMELESS WORK.」のメッセージを受け取ってみてほしい。