Windows 8+Android+Performance=「ASUS TransAiO」
革新的なPCを数多く輩出してきたASUSらしさが脈々と息づいているのが「ASUS TransAiO」だ。
Windows 8とAndroidが双方同時に、しかも"ポンッ!"とボタン操作ひとつで切り替えることが可能。さらに、液晶部分を取り外しタブレットのように持ち歩くことが可能で、どこでもPCがある環境を実現しているのが特徴的だ。
阿部氏も「タブレット、ノートPC、デスクトップPC、オールインワンPCすべての特徴を備えたパソコン」と称しており、ライフスタイルに一石を投じる存在になることは間違いないだろう。
ドッキングした状態で使用するPCモード、液晶画面のみ取り外してタブレットとして持ち歩くことが可能なPadモード、PCステーションとタブレットを同じWi-Fi環境下に置くことでWindows8として使用できるリモートデスクトップモードの、3つの使用モードを設けているのも特徴的だ。
PCステーションにドッキングされている状態では標準でWindows 8搭載PCとして動作し、取り外すと瞬時にAndroidへと切り替わる。同じWi-Fi環境下であればタブレットの状態でもWindows 8が使用可能になるという、革新的なギミックでユーザーのニーズに応えているのが「ASUS TransAiO」というわけだ。
ディスプレイはフルHD解像度の18.4型IPS液晶となっており、CPUにはIntel Core i7-3770、GPUにはNVIDIA GeForce GT 730Mが搭載されており、スペック的にも十分に満足のいくものになっている。
写真中央に写る青いボタンによって、ワンタッチでOSを切り替えることが可能 |
PCステーションと液晶モニターをHDMI端子で接続し、タブレットとして持ち歩くとこんな具合に。OSがWindows8とAndroidの双方が稼働しているのがお分かりいただけるだろう |
キックスタンドを展開するとこんな具合。実際に触った感じでは、非常に剛性感もあり安心して使用できそう。上部のASUSロゴが配されたパーツはPCステーションからタブレットとして切り離すときに使用するハンドル |
実際に手に持つと、その大きさがよくわかるのではないだろうか。流石に外へ持ち出すには厳しい重さだが、屋内であれば許容範囲だろう |
会場にはスペシャルゲストとして"Intel入ってる"あいつが
発表の席上、何と「Intelドロイド君」が登場。シンシア氏と熱い抱擁を見せつけてくれた後に、今回「ASUS Fonepad」が採用したIntelアーキテクチャを採用したことを受け、インテルより執行役員技術本部本部長の土岐英秋氏が登壇し、スマートフォン市場に向けた製品のロードマップについて紹介なども行われた。
「ASUS Fonepad」に搭載されたIntel Atom Z2420は、フルHDの動画をも楽しめる高いマルチメディア性能や、高度な静止画性能、SGX540による高いグラフィックス性能を有しているという。
また、ChromeやGoogle Mobile Serviceの移植・最適化はもちろん、すべてのDalvikアプリがIntel Architecture上で動作するのに加え、ほとんどのNDKアプリがシームレスに動作すると語った。