薄毛治療専門医院の銀座HSクリニックは17日、「薄毛と仕事に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は20~50代の男性を対象として4月にインターネット上で実施され、400名(薄毛男性200名・うち20代、30代、40代、50代各50名、 薄毛ではない男性200名・うち20代、30代、40代、50代各50名)から回答を得た。
営業職の約60%、企画・マーケティング職では約70%が薄毛を自覚している
「職種ごとの薄毛率」を調べたところ、営業職は56.7%、企画・マーケティング職は66.7%と薄毛率が高かった。対して人事・総務は45.6%、IT専門職は37.5%で、営業・マーケティングなどの一般に付き合いが多いと考えられる職種は薄毛率が高く、主にデスクワークや内勤のイメージが強い職種では薄毛率が低い傾向となった。
薄毛の男性の60%「出世したい」「どちらかといえば出世したい」
「出世意欲」についての問いでは、自らのことを薄毛であると思う人(以降「薄毛の男性」)のうち60%が「出世したい」「どちらかといえば出世したい」と回答したのに対し、自らを薄毛だと思わない人(以降「薄毛ではない男性」)は52%にとどまり、薄毛の人が8pt出世意欲が高いことがわかった。
薄毛の男性は約50%が「人によっては薄毛を話題にできる」と回答
「上司が薄毛だった場合、普段の会話で薄毛について触れられるか」との問いに、「触れらない」と回答した人は全体の31%だった。一方で、薄毛の男性は約50%が「触れられる・人によっては触れられる」と回答し、自らが薄毛の場合、上司の薄毛にも触れることができる傾向が見られた。
薄毛の男性は42%が「薄毛をネタにしたことがある」と回答
薄毛でない男性に「もし自分が薄毛になったら、薄毛をネタにできるか」と聞いたところ、「ネタにできる」と回答したのは8.5%となり、多くの男性が自分の薄毛をネタにすることには消極的であることがわかった。
また、薄毛の男性は「これまでに自分の薄毛をネタにできる・したことがあるか」という質問に対し、42%が「できる・したことがある」と回答。薄毛でない男性に比べ、薄毛ネタに対して寛容な人が多い傾向が見られた。ただし、「絶対にできない」と答えた人の割合も約2割で、薄毛でない人に比べ高かった。
薄毛の男性もそうでない男性も、約60%は相談できる相手が「いない」
「薄毛の悩みを相談できる相手がいるか」についての問いには、薄毛の男性もそうでない男性も、約60%が「いない」と回答し、薄毛の悩みを一人で抱えている人が多いことが明らかになった。
また、薄毛の悩みの主要な相談相手は「妻」と回答した人がもっとも多かったが、一方で同じくパートナーである「彼女」に相談すると回答したのは、薄毛の人で7.5%、薄毛ではない人は僅か2%に止まった。「同じ薄毛の人」に相談する人は共に9.5%だった。