ビー・エム・ダブリューは、3シリーズに「320i xDriveツーリング」「335iツーリング」を追加して発売した。それぞれ、BMWのツーリングモデル初となる右ハンドル仕様の4輪駆動モデル、ハイパワーと環境性能を両立した直列6気筒エンジンを搭載したモデルとなる。

「3シリーズツーリング」

現行の3シリーズ ツーリングは昨年9月に発表され、スポーティなスタイリングと大容量のラゲッジスペースを兼ね備えたことで人気を博している。今回、2車種が同時に追加され、ラインアップが拡充した。

「320i xDriveツーリング」は、電子制御式多板クラッチ採用のフルタイム4輪駆動システム「xDrive」を搭載。3シリーズ ツーリングで初の4輪駆動モデルであり、BMWの全ツーリングシリーズで初の右ハンドル仕様の4輪駆動モデルとなる。エンジンは2リットルの直列4気筒DOHCターボで8速ATを組み合わせる。

「335iツーリング」は、最高出力306PSを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載。0-100km/h加速は先代モデルを0.7秒上回り、5.2秒(ヨーロッパ仕様車値)という圧倒的な動力性能を誇る。同時に環境性能も優れており、JC08モード燃費は従来モデルより27%向上した12.7km/リットルとなっている。

それぞれのモデルに5種類のグレードが用意されており、価格は「320i xDriveツーリング」が501~545万円、「335iツーリング」が714~755万円となっている。