ゲームタイトルを使ったベンチマーク

ここからは、実際のゲームタイトルを利用したベンチマークテストの結果をお届けする。まずはじめに「STREET FIGHTER IV」の結果を示す。垂直同期をオフにした状態で解像度変更による負荷調整をしながら、プレイ中の平均fpsを計測している。

STREET FIGHTER IV
解像度 スコア(FPS)
1280x1024 51.73
1600x900 50.44
1920x1080 43.48

続いては、「モンスターハンター フロンティア オンライン」。「モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク【大討伐】」を利用し、解像度変更による負荷調整をしながらスコアを取得している。

モンスターハンター フロンティア オンライン
解像度 スコア
1280x1024 2630
1600x900 2420
1920x1080 1807

次は「Biohazard 5」。DirectX 10版のテストBで解像度変更による負荷調整をしながら平均fpsを取得している。

Biohazard 5
解像度 スコア(FPS)
1280x1024 22.9
1600x900 21.4
1920x1080 21.7

最後は「ファイナルファンタジーXIV」。2つプリセット(「Low(1,280×720ドット)」→「High(1920×1080ドット)」)で負荷調整をしながら計測した。

ファイナルファンタジーXIV
解像度 スコア(FPS)
Low(1,280×720ドット) 886
High(1920×1080ドット) 730

まとめ――採用モデルが増えることを望みたい

ここまで、グラフィックス系のテストを中心としてみてきた。薄型ノートPCに搭載されるCPUとして考えた場合、TDPの差はもちろんあるのだが、競合製品と比べて総合的なパフォーマンスでは如実に差が出るというわけではない。

ユーザーとしては、選択の幅が広い方がうれしい(もちろん"選択の苦しみ"もあるのだが)ので、日本国内でもゲーミングだけではなく、薄型軽量のスタンダードノートでAMD Aシリーズ搭載モデルが出てきているのはいいことではないだろか。

Richlandでは、どのくらいのモデルが国内に出るか分からないが、外資系メーカーが海外で販売するAPU搭載モデルを日本国内でも展開したり、あるいは国内メーカーでも採用例が増えたらと思う。