フィリップスは4月17日、「Fidelio(フィデリオ)」ブランドのインナーイヤーヘッドホン「S1」「S2」と、オーバーヘッドタイプのヘッドホン「M1」の新色を発表した。発売は4月下旬より順次。価格はオープンで、推定市場価格は、S1が9800円前後、S2が12,800円前後、M1が24,800円前後となっている。
Fidelio初のインナーイヤーヘッドホン「S1」「S2」
2製品ともに、セミオープンバック構造を採用したダイナミック型のインナーイヤーヘッドホン。φ13.5mmのFidelioクロスドライバーを搭載する。S2では、多層構造ダイヤフラムを採用すると同時に、ダイヤフラムにコルゲ―ション(ひだ)を付けることで、各音域での理想的なピストン運動を実現している。
ハウジングはアルミ製で、人間工学に基づいたデザインにより、耳への負担を減らしている。3サイズのイヤーキャップのほかに、高い遮音性を持つcomplyフォームが1セット付属している。また、S2のイヤーシェル部分には、光沢感のあるキズ防止コーティング加工が施されている。
ケーブルは絡みにくいフラットタイプのY字型で、長さは1.2m。ケーブルの途中には、インラインリモコンとマイクを搭載する。スマートフォンの操作に加え、ハンズフリー通話も可能だ。
再生周波数帯域は、S1が15Hz~23.5kHzで、S2が15Hz~24kHz。インピーダンスは、S1が32ΩでS2が22Ω。感度はいずれも107dBで、最大入力はいずれも40mWとなっている。ケーブルを除いた本体の重量は、S1が19gで、S2が23g。
40mmネオジウムスピーカー搭載のオーバーヘッドタイプヘッドホン「M1」
M1は、2012年10月に発売された密閉型のオーバーヘッドタイプのヘッドホン。ネオジウムマグネットを使用したφ40mmのドライバーを搭載しており、ハウジングにはバスレフ構造を採用している。S1・S2と同様に、インラインリモコンとマイクを搭載しており、スマートフォンの操作とハンズフリー通話に対応している、コードの長さは1.1mだ。
再生周波数帯域は15Hz~24kHzで、インピーダンスは16Ω。感度は106dBで、最大入力は150mWとなっている。コードを除いた本体の重量は166gだ。
発売時のカラーはブラック1色のみだったが、今回、ホワイトとブラック&オレンジの2色が追加され、全3色のカラーバリエーションとなった。