阪神電気鉄道は22日より、阪神電車9駅にてレンタサイクルの設置を開始する。

阪神電車の9駅で4月22日よりレンタサイクル事業がスタートする

阪神電車路線図。赤字がレンタサイクル設置駅

現在設置している機械式有料駐輪場の中に、レンタサイクル用の自転車を2~10台程度設置するもので、利用料金は1回300円。1回の連続利用可能時間は最大24時間。無人管理で24時間いつでも貸出・返却が可能。利用の際は事前の会員登録が必要で、機械式有料駐輪場を運営するアーキエムズ(京都市)が管理運営にあたる。

設置される駅は阪神電車の西宮駅、御影駅、西九条駅、淀川駅、杭瀬駅、大物駅、香櫨園駅、福駅、出来島駅。坂が少なくフラットな土地が多い阪神電車沿線の特徴と、いつでも気軽にふらっと利用してもらいたいとの願いを込め、「阪神沿線のレンタサイクル『ふらっとリン』」を名称とした。

「阪神沿線のレンタサイクル『ふらっとリン』」は、借りた場所と同じ場所に返却する1拠点型のレンタサイクルとして運用を開始するが、今後は利用状況に応じて自転車台数・設置駅数の拡大を検討。最終的には複数の拠点で貸出・返却ができるコミュニティサイクルとしての運用をめざす。設置箇所も今年度中に拡大する予定だ。