ビー・エム・ダブリューはこのほど、3シリーズの3番目のバリエーションモデルとなるグランツーリスモを発表した。クーペの流麗なボディラインを損うことなく、多彩なアレンジが可能な大容量ラゲッジルームを備える。
3シリーズに新しく加わったグランツーリスモは、4ドアクーペの外観とツーリングを上回るラゲッジルームを両立したモデル。ボディは大型化されており、ツーリングとの比較で全長が200mm、ホイールベースが110mm長く、高さも81mm高くなっている。
シート位置は59mm高くなっており、良好な視界や乗降性の向上を実現。ヘッドルームも広くなり、リアシートのレッグスペースも70mm拡大された。こうした余裕のある室内により、乗員の快適性は大幅に向上している。最大の特徴であるラゲッジルームは、クーペスタイルのボディでありながら、ワゴン形状のツーリングよりも25リットル大きな520リットルの容量を誇る。巨大なリアゲートは電動による自動開閉を採用する。リアシートは格納式ヘッドレスト付きで40:20:40分割可倒式となっているため、多彩なアレンジが可能。アンダーフロアにも大容量の収納スペースが設けられた。
エンジンはガソリン3種類とディーゼル2種類の合計5種類が用意される。すべてのエンジンにBMW独自のツインパワーターボテクノロジーが採用されており、ハイパワーと低燃費を両立。最上級グレードの「335i グランツーリスモ」に搭載される直列6気筒ガソリンエンジンは306PSを発揮する。なお、日本への導入時期や価格については未定。