JR西日本はこのほど、大阪府和泉市が進めている和泉府中駅前の再開発事業にともない、工事を進めていた同駅の橋上駅舎および自由通路の完成と、5月下旬の供用開始を発表した。自由通路は5月24日9時30分から行う式典終了後に、橋上駅舎は5月25日始発から、それぞれ供用を開始する。
自由通路と橋上駅舎は、同市の池上曽根遺跡の建物をモチーフに、ガラスによる開口部分を多く設けた明るく開放的な構造とした。橋上駅舎にはエレベーター2基とエスカレーター4基、長さ86m・幅6.5mの自由通路にはエレベーター2基と上りエスカレーター2基を備え、誰もが行き来しやすいように配慮している。事業費は橋上駅舎が約21億円、自由通路が約8億5,000万円。橋上駅舎と自由通路の完成により、駅西側からのアクセスが可能となり、駅利用客や駅周辺交通の利便性の向上が見込まれる。