皆さんこんにちは! フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。円安が進み、日経平均株価も上がってますね。もしこのシリーズを読んでニュースなどに敏感になってくれた方がいたら嬉しいです。
さてさて、今日は「日経平均株価」についてお話したいな、と思います。
東証1部上場の銘柄から選んだ225銘柄の平均株価のこと、というのは以前説明しましたね。
日本を代表するような株が満遍なく選ばれています。
どんな銘柄があるのかご紹介しましょう。
食品(11社)
日清製粉グループ本社
日本ハム
サッポロホールディングス
アサヒグループホールディングス
キリンホールディングス
宝ホールディングス
キッコーマン
味の素
ニチレイ
日本たばこ産業
明治ホールディングス
繊維(5社)
東洋紡
ユニチカ
日清紡ホールディングス
帝人
東レ
パルプ・紙(4社)
王子ホールディングス
三菱製紙
北越紀州製紙
日本製紙グループ本社
化学工業(17社)
三菱ケミカルホールディングス
昭和電工
住友化学
日産化学工業
日本曹達
東ソー
電気化学工業
信越化学工業
トクヤマ
三井化学
宇部興産
日本化薬
花王
クラレ
旭化成
富士フイルムホールディングス
資生堂
医薬品(8社)
武田薬品工業
アステラス製薬
大日本住友製薬
塩野義製薬
中外製薬
エーザイ
協和発酵キリン
第一三共
石油(2社)
JXホールディングス
昭和シェル石油
ゴム(2社)
横浜ゴム
ブリヂストン
窯業(9社)
旭硝子
日本板硝子
住友大阪セメント
太平洋セメント
東海カーボン
TOTO
日本碍子
日本電気硝子
日東紡績
鉄鋼業(5社)
新日鐵住金
神戸製鋼所
日新製鋼ホールディングス
大平洋金属
JFEホールディングス
非鉄金属・金属製品(12社)
SUMCO
古河機械金属
三井金属鉱業
東邦亜鉛
三菱マテリアル
住友金属鉱山
DOWAホールディングス
日本軽金属ホールディングス
古河電気工業
住友電気工業
フジクラ
東洋製罐
機械(16社)
オークマ
アマダ
小松製作所
住友重機械工業
荏原製作所
千代田化工建設
ダイキン工業
日本精工
NTN
ジェイテクト
クボタ
日本製鋼所
日立造船
三菱重工業
IHI
日立建機
電気機器(29社)
アドバンテスト
ジーエス・ユアサコーポレーション
大日本スクリーン製造
キヤノン
リコー
東京エレクトロン
ミネベア
カシオ計算機
日立製作所
東芝
三菱電機
富士電機
安川電機
明電舎
日本電気
富士通
沖電気工業
パナソニック
シャープ
ソニー
TDK
ミツミ電機
アルプス電気
パイオニア
横河電機
デンソー
太陽誘電
京セラ
ファナック
造船(2社)
三井造船
川崎重工業
自動車・自動車部品(9社)
日産自動車
いすゞ自動車
トヨタ自動車
日野自動車
マツダ
本田技研工業
スズキ
富士重工業
三菱自動車工業
精密機器(5社)
テルモ
ニコン
オリンパス
コニカミノルタホールディングス
シチズンホールディングス
その他製造(3社)
凸版印刷
大日本印刷
ヤマハ
水産(2社)
日本水産
マルハニチロホールディングス
鉱業(1社)
- 国際石油開発帝石
建設(8社)
コムシスホールディングス
大成建設
大林組
清水建設
鹿島建設
大和ハウス工業
日揮
積水ハウス
商社(7社)
伊藤忠商事
丸紅
豊田通商
三井物産
住友商事
三菱商事
双日
小売業(8社)
セブン&アイ・ホールディングス
J.フロント リテイリング
三越伊勢丹ホールディングス
ファーストリテイリング
高島屋
丸井グループ
イオン
ユニーグループ・ホールディングス
銀行(11社)
りそなホールディングス
三井住友トラスト・ホールディングス
三菱UFJフィナンシャル・グループ
千葉銀行
横浜銀行
静岡銀行
あおぞら銀行
ふくおかフィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループ
新生銀行
証券(3社)
松井証券
大和証券グループ本社
野村ホールディングス
保険(6社)
東京海上ホールディングス
T&Dホールディングス
ソニーフィナンシャルホールディングス
MS&ADインシュアランスグループホールディングス
第一生命保険
NKSJホールディングス
その他金融(1社)
- クレディセゾン
不動産(6社)
三井不動産
三菱地所
平和不動産
東京建物
東急不動産
住友不動産
鉄道・バス(8社)
東武鉄道
東京急行電鉄
小田急電鉄
京王電鉄
京成電鉄
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
陸運(2社)
日本通運
ヤマトホールディングス
海運(3社)
日本郵船
商船三井
川崎汽船
空運(1社)
- 全日本空輸
倉庫・運輸関連(1社)
- 三菱倉庫
情報・通信(6社)
KDDI
日本電信電話
NTTデータ
ソフトバンク
スカパーJSATホールディングス
NTTドコモ
電力(3社)
東京電力
中部電力
関西電力
ガス(2社)
東京ガス
大阪ガス
サービス業(7社)
東宝
東京ドーム
セコム
コナミ
電通
ヤフー
トレンドマイクロ
皆さんの知っている企業もたくさんあるのではないでしょうか?
日経平均株価は4月に入ってから先週末まで、11.0%の上昇となっています。
意外じゃないですか? 好パフォーマンス業種は、ゴム製品除き全て内需セクター
不動産と金融業の上昇は目を見張るものがあります。例えば住友不動産は、2007年につけた10年来高値を更新しようとしていますし。
そう、東証33業種中で日経平均のパフォーマンスを上回っているのは、実は不動産の41.2%を中心に11業種のみなのです。
その他3分の2に当たる22業種も日経平均のパフォーマンスを下回っている状況にあります。
好パフォーマンス業種は、不動産、その他金融、小売、倉庫・運輸、ゴム製品、陸運、証券、銀行、電気・ガス、その他製品、通信と、ゴム製品を除き全てが内需セクターとなります。
意外じゃないですか?
円安で有利と言われている、輸送用機器、電気機器、精密機器など輸出関連株は総じて日経平均のパフォーマンスを下回っているんです。
また、卸売り、非鉄金属、鉄鋼などの資源関連株は軒並みパフォーマンスがマイナスサイドになっています。
これは日本株の七割以上を買っているのが海外投資家だからかもしれません。
内需の株が買われているという状況は、技術力などを含めた「日本企業」を買うというよりも、「日本」そのものを買っている状況と捉えることが出来るでしょう。
海外投資家にとっては株価が上がっていても、円安ならば割安感があるわけです。円安というのは文字通り円が安くなる、円の力が弱くなるわけですから、そういうことも起きてくるのですね。
今後、決算発表なども迎えるに当たり、日本企業を評価する動きが強まって、出遅れの輸出関連株にも関心が向かってくるのか注視したいところです。
執筆者プロフィール : フィスコ リサーチレポーター 三井 智映子
共立女子中学校・高校を経て、早稲田大学政治経済学部へ。2001年から芸能活動を開始し、現在テレビ、CM、舞台などに出演。また、いち消費者とアナリストの中間的な存在であるフィスコのリサーチレポーターとしても、株式やFXの現場を取材レポートしています。