夫に投稿内容を見られても平気…?

学生時代の友人や職場の同僚といった多くの人と情報を共有できるSNS。便利な反面、夫婦で利用するとなると微妙な問題も様々出てくる訳で……。そこで今回は夫婦でのSNS利用について、マイナビニュース会員の既婚女性200名に調査した。

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「夫婦共にツイッターやFacebook、mixiなどのSNSを利用していますか」という問いに対し、「はい」は30.5%、「いいえ」は69.5%だった。さらに、「はい」と答えた人に対して、そのSNSでお互いがつながっているか、またその理由を尋ねた。

Q. 夫婦同士でSNSではつながっていますか?

はい  68.9%
いいえ 31.1%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)それはなぜですか?

■結婚前からつながっていた
・「結婚する前に"友達"になっていたから」(30歳女性/学校・教育関連/営業職)
・「ダンナさん(当時は彼氏)から申請が来たから」(30歳女性/その他/その他)
・「恋人時代からつながっているから、特に解除しようとも思わない」(29歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■共通の友達がいるから
・「家族ぐるみで仲の良い人たちとつながっているから」(25歳女性/その他/その他)
・「リアルで交遊のある人とつながっているので、その方が自然だから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「共通の友人が多く、隠す必要もないから」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)

■オープンに楽しみたい
・「写真を共有できるので」(32歳女性/自動車関連/秘書・アシスタント職)
・「お互いの投稿を見たいから」(23歳女性/食品・飲料/技術職)
・「"今"を知ることができるように、リアルタイムでメッセージを発信、受信している」(24歳女性/通信/技術職)

■連絡手段の1つとして
・「災害時の緊急連絡用として登録し始めたから」(28歳女性/建築・土木/秘書・アシスタント職)
・「大震災のときに、メールや電話などのインフラは使えなかったけどSNSはつながったので、それを機に夫もアカウントを作成しました」(35歳女性/情報・IT/事務系専門職)

■隠し事はイヤ!!
・「自分が好きに投稿できなくなるのは困るけど、相手の投稿を隠されるほうがイヤなので」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「夫婦だから当たり前」(27歳女性/金融・証券/専門職)

■仕方なく……
・「旦那がつながりたがるから」(30歳女性/ホテル・旅行・アミューズ/販売職・サービス系)
・「もともと友達の少ない夫の友達になってあげた」(30歳女性/電力・ガス・石油/技術職)
・「私はあまりつながりたくないのですが、向こうから申請してくるので」(31歳女性/アパレル・遷移/事務系専門職)
・「友達かも? の欄に何度も表示されて目障りだから」(26歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

■総評
SNSで夫とつながっていると回答した女性は7割近く。その理由は様々だが、大きく分類すると『積極派』『自然とそうなった派』『やむを得ず派』の3つがあるようだ。

『積極派』の回答を見ると、写真や日々思うことを互いに共有する場としてSNSを活用している様子がうかがえた。中には「夫が単身赴任で海外にいる間、子供の様子や日々のことをお互いに報告し合う貴重な場所になっていた」という理想的な活用事例も見受けられた。また『自然とそうなった派』の理由としては、「結婚前からつながっていたから」や「共通の友人や兄弟などとつながっているから」という内容のものが多かった。確かにそういう状況であれば、夫婦でつながらないのは逆に不自然といえるだろう。

一方、渋々つながっている『やむを得ず派』には、「夫に申請されたから」「(友達にならないと)相手の投稿が見られなくなるから」といった理由が目立った。自分の投稿内容は見られたくないが、夫の投稿は気になる……というのが正直なところだろうか。このほか「友達が少ない夫のために、仕方なくつながってあげた」という"上から目線"な(?)回答も複数あった。

なお、本アンケートでは、SNSを夫婦で利用しているものの「互いにつながってない」と答えた女性にその理由も聞いている。回答を見てみると「お互いの交友関係には踏み込まないようにしている」や「ふだんコミュニケーションはとっているので不必要」といったうなずける理由が多いようだ。その一方で、「夫の愚痴を書き込みたいから」といった声もあるから、妻がかたくなにつながりを拒否する場合には覚悟した方がいいのかもしれない……。

調査時期: 2013年2月14日~2013年2月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート