ソニーは4月11日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」のフルHDモデル「W900A」「W802A」シリーズを発表した。W900Aシリーズは、55V型の「KDL-55W900A」、46V型の「KDL-46W900A」、40V型の「KDL-40W900A」の3モデル、W802Aシリーズは、55V型の「KDL-55W802A」、47V型の「KDL-47W802A」、42V型の「KDL-42W802A」のそれぞれ3モデルずつをラインナップする。
発売はKDL-40W900Aが7月5日、KDL-42W802Aが5月3日で、それ以外が6月1日。価格はオープンで、推定市場価格はKDL-55W900Aが320,000円前後、KDL-46W900Aが240,000円前後、KDL-40W900Aが170,000円前後、KDL-55W802Aが280,000円前後、KDL-47W802Aが200,000円前後、KDL-42W802Aが140,000円前後となっている。
「ブラビア W900A」シリーズ
W900Aシリーズは、フルHD(1,920×1,080ドット)機では最高画質のプレミアムモデルとして位置付けられるシリーズ。映像エンジンは「X-Reality PRO」で、パネルは「クリアブラックパネル」を採用。バックライトは、エッジタイプのLEDだ。4Kモデルの「W9000A」シリーズと同様に、「トリルミナス」も採用されている。4倍速駆動の「Motionflow(モーションフロー) XR960」も採用し、ブレの少ない動画再生を実現した。また、アクティブシャッター方式の3D映像にも対応している。
オーディオ部分には、フルデジタルアンプ「S-Master」を採用。実用最大出力は10W×2だ。「S-Force フロントサラウンド3D」により、本体のみでサラウンド再生が可能だ。また、低域の再生能力を向上させたロングダクトスピーカーを搭載している。
ネットワークを使った検索機能も大幅に強化されている。番組を視聴中に、気になったワードでテキスト検索を実行すると、テレビ番組に加えてYouTubeなどのインターネット動画から、該当する項目を一気に検索することが可能となった。また、検索機能はスマートフォンやタブレットとも連携可能だ。その場合、USB HDDに録画済みの番組や、ブログなどネット上のコンテンツも検索対象となる。従来モデルと同様に、ブラウザ機能やソニールームサービス(DLNA)機能も搭載している。
チューナーは、地上デジタル/BS/110度デジタル×各2基を搭載。USB HDDへの録画機能も装備する。接続インタフェースは、HDMI入力×4系統(側面×1系統/背面×3系統)、D5×1系統、コンポジット×1系統。USBポート×3基やLAN端子×1基、ヘッドホン出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統を装備する。HDMI端子はMHLにも対応しており、スマートフォンの映像を大画面で楽しむこともできる。
「ブラビア W820A」シリーズ
W820Aシリーズは、大画面高画質のハイスペックモデルとして位置付けられるシリーズ。映像エンジンはW900Aシリーズと同様「X-Reality PRO」だが、「クリアブラックパネル」は採用されておらず、スタンダードパネルが採用されている。バックライトは、エッジタイプのLEDだ。また、2倍速駆動の「Motionflow(モーションフロー) XR240」を採用している。3D映像にも対応しており、方式はW9000Aはシリーズと同じく、パッシブ方式だ。
オーディオ部分は、搭載しているスピーカーが通常のフルレンジスピーカーになっている点以外は、W900Aシリーズと共通だ。また、チューナーや入出力端子の構成、ネットワーク機能に関しては、W900Aシリーズと共通となっている。
シリーズ名 | 製品名 | 年間消費電力量 | サイズ(スタンド込み) | 重量(スタンド込み) |
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W900A | KDL-55W900A | 125kWh/年 | W1,241×D298×H756mm | 22kg |
KDL-46W900A | 112kWh/年 | W1,049×D298×H648mm | 17.3kg | |
KDL-40W900A | 101kWh/年 | W917×D298×H574mm | 14.4kg | |
W802A | KDL-55W802A | 122kWh/年 | W,1253×D298×H768mm | 20.7kg |
KDL-47W802A | 110kWh/年 | W1,083×D298×H672mm | 16.7kg | |
KDL-42W802A | 99kWh/年 | W971×D298×H609mm | 14.4kg |