厚生労働省はこのほど、同省と医療法人「徳洲会」の名前を騙って虚偽の「ワクチン債」の購入を勧誘するパンフレットが出回っているとして、消費者に注意を呼びかけている。
このパンフレットには、表紙に「子供たちの将来を支えるワクチン開発 公共事業債のご案内」との文句と「徳洲会」の名称を記載。虚偽の「ワクチン債」の内容については、「原発事故の放射能汚染による甲状腺がんから子どもを守る新型ワクチンを開発するため、厚生労働省が債券を発行する」と説明し、1口50万円で募集している。
このほかパンフレットには、田村憲久厚生労働大臣の写真とコメントも掲載されている。
同省は消費者に注意を呼びかけるとともに、警察署、消費者庁、東京都などと連携して対応に当たるとしている。