メルセデス・ベンツ日本はこのほど、同社のレーシングモデル「SLS AMG GT3」が今シーズン、多数のレースに出場すると発表した。同モデルが参戦するレースは5大陸の20シリーズ以上となり、活躍が期待される。

写真は「SLS AMG ブラックシリーズ」

「SLS AMG GT3」は、スーパーカー「SLS AMG」のレーシングバージョンで、2011年にデビューした。FIAのGT3レギュレーションに適合し、日本ではSUPER GTやスーパー耐久で活躍している。今シーズン、同モデルが新たにアメリカのレースに初参戦することになった。これによって、同モデルが参戦するレースは世界5大陸にまたがる20シリーズ以上となる。

アメリカで参戦するレースは「ピレリ・ワールドチェレンジ」。AMGカスタマースポーツとして北米大陸のレースに参戦するのは初めてのことで、2台の「SLS AMG GT3」を投入する。公道を利用して作られた特設サーキット「ストリーツ オブ セント ピーターズバーグ」での初戦でシーズンが幕を開け、9つのサーキットで熱戦が繰り広げられる。

その他、同モデルの活躍が期待されるレースとしては、耐久レースの最高峰である「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」やドイツのGTシリーズ「ADAC GTマスターズ」など。日本では4チームが同モデルでSUPER GTに出場。スーパー耐久にも1台が参戦する。南米やオーストラリアのレースにも同モデルは参戦し、世界中でそのパフォーマンスを披露する。