「Z7」シリーズでは、番組単位での検索だけでなく、シーン単位での検索も行うことができる。これがクラウド機能「TimeOn」に含まれている「みどころシーン再生」機能だ。
リモコンの「クラウドメニュー」ボタンを押すと表示される「TimeOn」の画面から「見どころシーン検索」を選択すると、シーン単位での検索を行うことができる。なお、ここでも検索急上昇ワードが表示され、それを使ってダイレクトに検索を行うことも可能だ。
検索されたシーンはリスト表示され、そこからダイレクトにシーン再生を行うことができる。さらに、シーン再生中に検索したシーンのリストを表示させることが可能で、ここから次々と検索したシーンを再生していくことが可能だ。
DBR-M190では、スマートフォンなどほかのデバイスと組み合わせて初めて利用できた機能なのだが、「Z7」シリーズではインターネットに接続することで単独で利用できる。また、シーン情報の表示や再生中のリストのオーバーレイ表示など、より使いやすくなっているといえるだろう。
総評 - タイムシフトマシンの特性を活かす検索機能が便利
強化された検索機能で、従来よりも手軽に、タイムシフトマシン内から好みの番組を見つけることが可能となった「Z7」シリーズ。特に、ざんまいプレイの「ほかにもこんな番組」や「急上昇ワード」での検索は、DBR-M190では難しかった、目的の番組や内容がはっきり決まっておらず、漠然と面白い番組を探す場合にも有効だ。また、手軽に使えるシーン検索も、タイムシフトマシンの特性を有効に活かす機能だろう。
溜め込んだ番組から、自分が見たい、あるいは好みに合った番組を探せるという点に関して、「Z7」シリーズは現時点で最も進んだシステムだろう。この新生代のユーザーインタフェースを採用した「レグザサーバー」の登場も、ぜひ期待したいところだ。