Adobe Systemsは9日(米国時間)、Adobe Flash Player用セキュリティ更新プログラムを公開。脆弱性を悪用するコンテンツを開かせることで、Adobe Flash Playerを不正終了させたり、攻撃者が対象システムを制御したりする可能性があるという。これを受け、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は注意を喚起している。
対象となっているAdobe Flash Playerのバージョンは、11.6.602.180(Windows/Mac)、11.2.202.275(Linux)、11.1.115.48(Android 4.x)、11.1.111.44(Android 3.x/2.x)。Adobe AIRは、3.6.0.6090(Windows/Macintosh/Android)およびそれら以前。
発見された脆弱性は、Adobe Flash Player ダウンロードセンターなどから、Adobe Flash Playerを最新バージョンにすることで回避できる。また、Androidでは、2012年8月15日以前にインストールしたFlash Playerが対象となるため、該当するユーザーはFlash Playerアプリの更新で修正できる。