京成グループの三田下総交通はこのほど、ユニバーサルデザインタクシーによる輸送サービスを導入した。国土交通省の「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー」の認定を受けた日産NV200バネットタクシーを使用。船橋市と市川市を中心に、一般のタクシーと同じ初乗り710円で運行している。

三田下総交通が導入したユニバーサルデザインタクシー外観

後部ハッチバックから車いすのまま乗車可能

NV200バネットタクシーはワゴンタイプで、自動スライドドアや補助ステップを装備。後部ハッチバックを開けるとスライドスロープが伸びるようになっており、車いすのまま車内に乗り込むことが可能。ワゴンタイプならではの広い居住空間とカーゴスペースを活用して、自転車・ゴルフバッグなどの大きな荷物を持っている場合や冠婚葬祭に出かける場合などさまざまなシーンで利用してもらうことを意図している。

乗車定員はドライバーを除いて4名。車いす利用者が1名いる場合は3名まで。利用の際は、電話にてユニバーサルデザインタクシーの配車を申し込む。観光タクシーツアーでの利用も可能だという。