ピクスタは9日、同社が運営する写真素材販売サイト「PIXTA」において、動画素材の利用動向を調査し、その結果を発表した。
今回の調査によると、同サイトにおける動画素材を最も利用している業種は「マスコミ」、次いで「デザイン」となっているが、これらの業種は全体の半数を占めるにとどまり、このほか「IT関連」「自営業」「音楽関連」「印刷・出版」など多様な業種に利用されていることが明らかとなった(資料1)。
特に「自営業」については、近年フリーランスで制作を行うクリエイターが増えていること、また「印刷・出版」については、クロスメディア化の進行に伴い、紙媒体以外を手がける企業も増えていることが、動画素材利用層の多様化につながっていると推定されている。
さらにサイズ別売上を見てみると、フルHDサイズに該当する「HD1080」の素材の売れ行きが急激に伸びており(資料2)、2013年3月には販売された全ての動画素材のうちHDサイズのものが6割を超える(資料3)など、高画質な動画素材へのニーズの高まりが伺える調査結果となっていた。