ペンタックスリコーイメージングは4月9日、コンパクトデジタルカメラ「PENTAX MX-1」を発表した。発売は5月3日で、価格はオープン。推定市場価格は5万円前後となっている。

「PENTAX MX-1」

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クラシックなデザインのボディに、開放F1.8~F2.5の大口径レンズと1/1.7型CMOSセンサーを搭載する高級コンパクト機。ボディ上下のカバーは真鍮(しんちゅう)を採用し、使い込むほどに味わいが出るようになっている。また、グリップラバーにはシボ加工が施され、レンズリングには金属パーツが使用されることで、高級感のあるデザインとなっている。

撮影機能面では、大口径レンズと大型センサーを生かしたボケ味のある写真を撮影することができるほか、迫力ある近接撮影が楽しめる「1cmマクロ」モードを備える。光学ズーム倍率は4倍で、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う「インテリジェントズーム」機能を併用すると約7.8倍のズームが可能。

また、専用の露出補正ダイヤルや、ペンタックス製の一眼カメラで採用されているユーザーインタフェース、ボディ内RAW現像など、中上級ユーザー向け機能を搭載。「マニュアル」「絞り優先」「シャッター速度優先」のほか、「オートピクチャー」「プログラム露出」など全10種類のモードに対応するモードダイヤルも備えている。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,200万画素の1/1.7型CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離28~112mm相当(35mmフィルム換算時)の4倍ズーム、開放F値がF1.8~F2.5、対応感度がISO100~ISO12800となっている。手ぶれ対策としては、センサーシフト方式の「SR(Shake Reduction)」と電子式を併用する「デュアル手ぶれ補正」を搭載。

モニターは約92万ドット・3型の液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードと内蔵メモリ(約75.3MB)、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約290枚。

サイズは約W122.5×D51.5×H60mm(操作部材、突起部を除く)、本体重量は約363g、バッテリーとSDメモリーカードを含む状態の重量は約391gとなっている。

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