パナソニックは4月8日、ワイヤレススピーカー「SC-NE5」「SC-NE1」を発表した。発売は5月17日。価格はオープンで、推定市場価格は、SC-NE5が45,000円前後、SC-NE1が23,000円前後。

「SC-NE5」(上)、「SC-NE1」(下)

SC-NE5はBluetoothとWi-Fiに、SC-NE1はBluetoothのみに対応するワイヤレススピーカー。SC-NE5はAppleのAirPlayにも対応し、iOS端末やiTunesがインストールされたMac、Windows PCから音質を損なわずにワイヤレス再生することが可能だ。

SC-NE5、SC-NE1ともに、スピーカー部分の基本的な仕様は共通で、φ8cmウーファーとφ2.5cmセミドームツイーターを使用した2Way構成で、ウーファーは振動板に竹繊維を使用したロングストロークタイプとなっている。共振周波数の低いエアロストリームポートも採用されており、歪の少ない低域再生が可能だ。

アンプの出力は20W×2。伝送時の圧縮によって失われる音楽成分を補間する「Bluetoothリ.マスター」も搭載する。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロファイルは、A2DP(受信:SCMS-T対応)。SC-NE5のみAVRCPにも対応する。

SC-NE5では、スピーカー部とは別になったCDユニットが組み合わされている。CDユニットは、iPod/iPhone接続用のドックコネクタ、USBポートを装備するほか、AirPlayも利用できる。ドックコネクタはLightningコネクタで、iPod touch(第5世代)、iPod nano(第7世代)、iPhone 5が接続できる。充電も可能だ。それ以前のiPod/iPhoneは、機器側に付属するUSBケーブルを使用することで、接続・充電が可能だ。

両モデルとも、スピーカー部のフロントパネルに、φ3.5mmステレオミニジャックのAUX端子を装備する。また、SC-NE5では、AM/FMラジオも搭載。さらに、音楽再生アプリ「Panasonic Music Streaming」を利用することで、DLNAサーバーに保存されている音楽の再生も可能になる。

SC-NE1およびSC-NE5のスピーカー部のサイズはW570×D100×H206mmで、重量はSC-NE1が約2.7kg、SC-NE5のスピーカー部が約2.8kgだ。SC-NE5のCDユニットのサイズはW192×D93×H206mmで、重量は約0.9kg。