愛知県一宮市の石刀(いわと)神社で、市の指定有形民俗文化財の山車が運行される「石刀まつり」が開催される。実施日は、例祭の神事が4月19日(金)、山車からくりや献馬の奉納が21日(日)。
石刀神社は、「関ヶ原の合戦」の際、徳川氏が境内に陣を敷いたために荒廃したという。合戦の後、同じ徳川氏の命により修復造営がなされ、その祝いとして山車・献馬を奉納したのが、同まつりの始まりとされている。
見どころは、献馬6頭と、大聖車(だいしょうしゃ)、中屋敷車、山之小路車(やまのしょうじしゃ)という3両の山車が同時にからくりを披露する「山車からくりと献馬奉納」。8メートル以上もある山車は、上層にからくり演出場、中層前面に采(さい)を持った人形、下層に囃子(はやし)場があり、離れからくり(人間の手から離れて演技するからくり)になっているという。
当日は、献馬6頭が西大門に出そろったあと、3両の山車が同時にからくりを始める。14時半には、献馬が境内へ参入。続いて山車が囃子(はやし)に合わせてゆっくり境内へ入り、15時半ごろから、大聖車・中屋敷車・山之小路車の順にからくりを奉納する。
詳細は、愛知県のMAP型観光サイト「あいコンシェルジュ」を参照のこと。