カプコンは3月30日、東京・両国国技館にて、『戦国BASARA』シリーズのファン感謝イベント「バサラ祭2013 ~春の陣~」を開催した。『戦国BASARA』シリーズの豪華声優陣に加え、舞台『戦国BASARA2』のキャスト陣が集結し、詰め掛けたBASARAファンを沸かせた。

東京・両国国技館で行われた「バサラ祭2013 ~春の陣~」。女性率は99%といっていいほど

今回のイベント開始前の注意事項に関するアナウンスは、大友宗麟(CV:杉山紀彰)と毛利元就(CV:中原茂)の掛け合い。宗麟が「ザビー祭2013、ファンの入信説明会にようこそ!」とあいさつすると、元就が「聞け! 我が名はサンデー毛利! 皆の者、公演中の撮影・録音行為は我が禁止する! 破った者はザビー様からの天罰が下ると思え!」と注意事項が伝えられ、会場から早速大歓声が巻き起こる。

物販ブースも大人気。「バサラ祭はっぴ」や「武将ビッグうちわ」は14:00時点で完売。その後缶バッヂなど残りのグッズも次々売り切れていった

注意事項のアナウンスで、元就が「捨て駒ー!」と叫ぶと、ファンは「ばんざーい!」とサイリウムを振って答えた

初日の「バサラ祭2013」には、『戦国BASARA』シリーズから、森田成一(前田慶次役)、森川智之(片倉小十郎役)、保志総一朗(真田幸村役)、置鮎龍太郎(豊臣秀吉役)、石野竜三(長曾我部元親役)、若本規夫(織田信長役)、中原茂(毛利元就役)、杉山紀彰(大友宗麟役)の8名が、本日のイベントに登場

そして『舞台「戦国BASARA3」-瀬戸内響嵐-』からは、小谷嘉一(毛利元就役)、広瀬友祐(徳川家康役)、久保田悠来(伊達政宗役)、細貝圭(真田幸村役)、吉田友一(片倉小十郎役)、村田洋二郎(猿飛佐助役)、八代みなせ(雑賀孫市役)、川村ゆきえ(鶴姫役)、谷口賢志(天海役)、宮下雄也(小早川秀秋役)、新田健太(大谷吉継役)、加藤靖之(立花宗茂役)、浅倉祐太(大友宗麟役)の13名が駆けつけた。さらには『戦国BASARA3 宴』などの主題化を歌う「abingdon boys school」も登場し、総勢22組によるトークショーやゲームイベントが行われた。

今回のイベントは、『舞台「戦国BASARA3」-瀬戸内響嵐-』のキャスト陣によるオープニングアクトから始まり、迫力のアクションを披露。ゲームでおなじみの必殺技や、バックスクリーンを活用したバサラ技を繰り出すたびに、会場からは黄色い声が飛び交った。また、終盤ではT.M.Revolutionのライブ映像が流れるなど、これまでの「バサラ祭」にはない演出も。

次に「バサラ祭」ですっかり定番となった「戦国ドラマ絵巻」。これは舞台『戦国BASARA2』&『戦国BASARA3』のドラマパートやオリジナルストーリーに、声優陣が生アフレコに挑戦するというもので、「片倉小十郎 対 真田幸村」「立花宗茂/大友宗麟 対 前田慶次」「長曾我部元親 対 毛利元就」といった好カードが続々飛び出し、ファンを魅了。そして、ひときわ大きな歓声が届けられたのが「豊臣秀吉 対 織田信長」。秀吉が「我が見せる未来にキサマはおらぬ」と挑発すると、信長は「猿山のぉ! 頂ごときでぇ、何をほざくぅうう!」と若本ボイスが炸裂。両者一歩も引かない熱戦に、大喝采が巻き起こっていた。

オープニングアクトの終盤、片倉小十郎、伊達政宗、真田幸村、猿飛佐助が激しい戦いを繰り広げる

おなじみ「戦国ドラマ絵巻」は前編・後編パートに分かれて行われた

続いて行われた「西川貴教のシロノミ!!」。このコーナーは、ニコニコ生放送で放送されている「西川貴教のイエノミ!!」の出張版で、T.M.Revolutionの西川がMCとなり、声優陣(保志、森川、若本)とトークを繰り広げた。まず、声優陣は飲み物を選ぶことになり、保志は生茶、森川はホッピー、若本は焼酎水割りをチョイス。特に若本は「水みたい」と軽々と水割りを飲み干し、会場からは拍手喝采。そして、『戦国BASARA』の現場での重大事件として、若本は「収録でよく道路に転ぶ」というエピソードを挙げた。"若本節"がじっくり効いた重厚感ある独特の古語が多い信長のセリフは、神経をすり減らす大変な作業で、アフレコ後はいつも満身創痍でふらふらになってしまうという。そのほか、保志が「幸村が人気投票で新キャラの三成に負けたこと」を重大事件として挙げたほか、「声優あるある」のお題では、森川が"声優あるある"として、滑舌をよくするためゲン担ぎで「牛タンをよく食べる」といったエピソードも披露。ちなみにイチオシの仙台の牛タン焼き屋として、保志は「利休」派、西川は「喜助」派と熾烈な派閥争いが繰り広げられた。……続きを読む