米国Gartnerは現地4日、PC、タブレット、携帯電話・スマートフォンの最新の動向予測を発表した。それによると、2013年におけるすべての機器の出荷は2012年比9%増加の24億台に達するとの見方を示した。傾向としては、2012年よりデスクトップおよびノートPCが減少し、スマートフォンやタブレットを中心としたモバイルデバイスにシフトしていく流れが続くと予測した。
同動向予測によると、PC、ウルトラモバイル、タブレット、携帯電話・スマートフォンの全デバイスは増加傾向にあり、2017年には30億台弱に達するとの見方を示した。このうち、タブレットについては低価格端末が登場し、PCからタブレット利用にシフトすることで、2017年に5億台弱となり、2012年比で約4倍の増加となると予測。スマートフォンは21億台強となり、同1.2倍増になると見通している。
OS別予測では、Android OSが爆発的な勢いで増加し、2012年から2014年の2年で約2倍、11億台弱の出荷へと成長、2017年にはさらに成長し約15億台にも上ると予測している。一方、iOS/Mac OSは、2017年に約5億台となり、2012年比で約2.5倍増になると見込んでいる。
スマートフォンやタブレットの増加により、同社のMilanesi氏は「スマートフォンやタブレットなどで見られた傾向はハードウェアの変遷以上の意味を持つ。消費者が様々なアプリケーションやパーソナルクラウドを受け入れ活用するようになったこと、ソフトウェアとチップセットのアーキテクチャについても影響を受けている」との見方も示した。