アンリ・カルティエ=ブレッソン「サンラザール駅,パリ」1932年 何必館・京都現代美術館蔵

京都府京都市の何必館(かひつかん)・京都現代美術館は、3月26日~5月26日まで「一瞬を永遠に変える~アンリ・カルティエ=ブレッソン展」を開催している。

サイン入りオリジナルプリント約60点を展示

アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908~2004)は、20世紀写真における重要な写真家のひとり。1952年の写真集『Images a la Sauvette(すり抜けていく映像)』は、アメリカで「The Decisive Moment(決定的瞬間)」と訳され、ブレッソンの作品は世界の写真家に大きな影響を与えた。

同館の館長の梶川芳友氏は、晩年のブレッソンと親交を深め、2002年に南仏プロヴァンス、セレステの別荘に招かれている。93歳になっても現代写真に対する鋭い批評精神に衰えはなく、未来を眺望する強いまなざしに、深い感銘を受けたという。

今回の展覧会は、何必館が所蔵するアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品から、サイン入りオリジナルプリント約60点を展示。展示作品は「パリ 1952年」、「マルヌ川の土手、フランス 1938年」、「ジャン-ポール サルトル 1946」など。

また、関連グッズとして記念出版「Henri Cartier-Bresson 写真集」(価格3,000円)、「Henri Cartier-Bresson ポストカード」(8枚組・価格1,000円)を販売する。

同館の開催時間は、10時~18時(入館は17時30分まで)。l休館日は月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)。料金は一般1,000円、学生800円。