昨年は、初回開催にもかかわらず5万人以上を動員した、アニメ及び関連コンテンツが一同に集うアニメファン注目の「アニメコンテンツエキスポ 2013」が、今年も千葉県・幕張メッセにて開催された。

昨年から2万人以上増加して、7万人以上が参加した「アニメコンテンツエキスポ2013」

今年は、昨年から2ホール分会場が広くなった5ホールで、ブース数も昨年の55社から70社に増加。来場者数は、前回比70%増の7万人以上の動員し、4日間で10万5千人を動員した「東京国際アニメフェア」と並ぶ、春の大型アニメイベントとへ成長した。

出展企業のブースでは、4月から放送開始の新アニメや劇場公開アニメのプロモーションやBDやDVDといったパッケージ商品の展示などを行っていたほか、アニメ関連グッズの販売などを行った。また、ブース内にステージを用意し、出演声優やスタッフによるトークイベントなどを行う出展企業もあった。また、出展企業のブースとは別に3つのステージが組まれており、それらのステージでは、新作アニメや最終回を迎えた作品に出演する人気声優らが登場してトークやライブなどを実施。

70社のアニメ関連企業が出展

ステージ以外にも、2000年代に放送されたテレビシリーズから"神回"とアニメファンたちに語り継がれている話数のみを一挙上映する「神回シアター」や出展各社が販売するパッケージ商品やグッズ類に触れることのできる「さわれる展示会」など、主催者による趣向を凝らした展示も展開していた。

出展企業ごとにブースのコンセプトが違っており、イベントに参加した来場者の楽しみ方は、新アニメの情報をいち早くキャッチしたい人、イベント限定や先行販売のグッズを手に入れたい人、声優の出演するステージを閲覧したい人、コスプレをして撮影を楽しむ人など、参加者毎に千差万別となっていた。

出展ブースの中には、企業名ではなく新アニメのタイトルでブース出展する企業もあった。写真は『変態王子と笑わない猫。』ブース

『うたの☆プリンスさまっ♪2000%』のグッズを購入する女性ファンの購入待機列が館外にまで伸びていたブロッコリーブース

このイベントのために用意された展示物の多くは、撮影可能となっており、記念撮影をする人の姿が見られた

今回、出展企業に事務局より来場者が記念撮影できるスペースをできるだけ用意してもらえるよう呼びかけが行われたいたようだ

アニメ"神回"を上映する「神回シアター」では、神回の上映以外にも春の新作の先行上映も行われていた

今回、使用するホールを増やしたことで通路を広めに取っていたのだが、それでもブース内ステージでトークやライブが始まると通路を埋め尽くしてしまうほどの来場者があった

各ブースでは、台本や出演者による寄せ書きサインなど、ファンに垂涎のお宝アイテムも多数展示

アニプレックスでは、今や日本の音楽シーンで大きな存在感を持つアニソンを歌うアーティストの新曲PVの上映やPV撮影で使用した衣装などを展示

"アニメ制作会社"や"アニメに携わる職種"などを紹介する「アニメのお仕事」コーナーではパネル展示に加えて、実際にアニメ制作に従事する人が登場して、現場の生情報を話すトークステージも実施されていた

コスプレをしたスタッフが新アニメの番宣ポスターを配布するなど、ファンにとってはお宝のノベルティを配布するブースも多数。写真はワーナー・エンターテイメント・ジャパン

来場者参加型の展示も多くみられ、マーベラスAQLは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の作品にちなんで"ぼっち体験"を募集する「輝け! "ぼっち"オブ・ザ・イヤーを実施

作品に登場するキャラクターに扮するコンパニオンを撮影を楽しむ人の姿も

作品にちなんだ飲食物を提供するフードコート。人気タイトルのメニューの中には昼を待つことなく売り切れになったものもあったとのこと

描くブースで販売されているアイテムには、イベント限定品やイベント会場が初出しとなる先行販売商品も多数。写真はコスパブースの先行販売アイテム

今回、最大規模のボースを出展していたアニプレックスでは、アニプレックス10年の歴史を振り返るパネル展示など、趣向を凝らした展示となっていた

ゲームなどの体験コーナーを設置していたのは、登場するヒロインがすべてしゃべる「ガールフレンド(仮)」。コンパニオンの太ももには、作品サイトに接続するための二次元バーコードが貼り付けられていた