日本代理店マーケティング協会は4日、営業マンを風刺した川柳「営業マン川柳」の2013年1月~3月の月間MVPを発表した。
「営業マン川柳」とは、「営業マンの苦労を川柳で笑い飛ばそう!」をキャッチフレーズに2012年より開始。昨年の応募総数は計2,060点に上り、2013年からはfacebook上でも応募作品を紹介している。月間MVPでは、年間の最優秀賞とは別に月間で最も優れた応募作品を選んでいるという。
その結果、2013年1月度の月間MVPに選ばれたのは、岸田万彩さんの「故郷の 訛りが客の 心説く」。同協会は、「遠く離れた場所で故郷の訛りを聞くと、なんとも懐かしく嬉しい気持ちになるもの。お互いの距離も縮めてくれるから不思議ですね」と評している。
このほかのピックアップ作品として、万彩さんの「じゃかましい! ノルマがノロマと 聞こえだす」、散歩さんの「女房にも 愛想笑いと もみ手する」、ノリさんの「移動距離 もうすぐ地球 二周半」、ピンポンダッシュさんの「居留守だね フル稼働してる 室外機」、ケンシロウさんの「ブリ、スズキ 食っても出世 効果なし」、「公園は 昔遊び場 今寝る場」などを紹介している。
2月度の月間MVPは、お天気パパさんの「『ありがとう』 たった5文字の 幸福感」。同協会は、「その『ありがとう』」が聞きたくて、どれだけつらくても頑張れるのかもしれませんね」と評している。
ピックアップ作品には、六甲おろしさんの「すり減った 靴を黙って 磨く母」、サラサラリーマンさんの「営業の 報告に無い 肩の桜(はな)」、横分け2年ハゲ10年さんの「アポ取れず 新規も取れず 休みとる」、そうたろうさんの「欠かせない 話題づくりと 若づくり」、ながれやまさんの「会議費は 昼使うより 夜多い」、宝花義一さんの「最終電 鞄をだいて 明日の夢」などが選ばれた。
3月度の月間MVPは、なかたろうさんの「新人に 謝り方を 誉められる」。同協会は、「何のためらいもなく純粋な気持ちだけで誉めた新人さん。。。世間に揉まれたとしても、その純粋さだけは忘れないでほしいものです」と評している。
ピックアップ作品には、45円名前さんの「あちこちの 営業集う 駐車帯」、さまよえる3児の父さんの「手土産は 奥様お子様 ペット様」、美婆さんの「ミスしたら 昔土下座で 今絵文字」、おおもりさんの「営業マン 変身!お次は 残業マン。。」、透明さんの「パクられた 俺のアイデアに 反論し」、困ったさんの「わかります! 知ったふりして 青ざめる」、guamkaiさんの「出張と 言うと喜ぶ 妻の笑み」などが選ばれた。