東芝は4日、電子書籍サービス「ブックプレイス クラウド イノベーション」を開始したと発表した。専用のアプリを通じてiOS/Android端末から利用できる。また、同サービスが利用できる電子書籍リーダー「ブックプレイス モノ(BookPlace MONO)」と書籍コンテンツ等とのセット販売を4月16日から開始予定であることも公表した。
ブックプレイス クラウド イノベーションは、同社が運営する電子書籍サービス。サービス開始時は、コミック、文芸書などを中心に提供し、今夏には約10万冊のラインナップを目指す。
iOS/Android端末からは、リーダーアプリ「BookPlace Reader」を通じて利用する。対応OSは、iOS 5.1以降、Android 2.3以降。1アカウントで最大5台まで利用でき、再ダウンロード期間は原則無期限。
また、同サービスは電子書籍リーダーの「ブックプレイス モノ」でも利用可能。ブックプレイス モノは、提携書店店頭で3万円分のブックプレイス図書券とのセットで3万円で販売。ダイレクトショップ、戸田書店、リブロの全国106店舗で展示販売が行われる。また、名作と端末とのセット商品をネット直販で9,800円で入手可能。ブックプレイス モノは、E-inkを採用した6インチサイズの端末で、OSにはAndroid 2.3.4を採用するものの、アプリのダウンロードなどは不可。リーダー機能に特化した端末となっている。
ブックプレイス モノの主な仕様は次のとおり。CPUがFreescale i.MX508(800MHz)、RAMが512MB、ROMが4GB、ディスプレイがE-Ink採用6型液晶(758×1,024ドット)など。無線LANはIEEE802.11b/g/n準拠。インタフェースはmicroSD/SDHC対応メモリカードスロット、microUSB 2.0、3.5mmミニジャックなど。サイズ/重量は、W110×D9.5~9.9×H170(mm)/約180g。駆動時間は約8000ページ表示分で、フル充電に必要な時間は約5時間。
なお、ブックプレイス クラウド イノベーションの開始に伴い、BookLiveとともに運営している「BookPlace powered by BookLive!」は「BookLive! for Toshiba」と名称変更し、BookLiveのサービスに移行する。同サービスの会員は「BookLive! for Toshiba」の会員としてBookLiveの提供するコンテンツやサービスを利用でき、引き続き過去に購入した書籍、ポイントなどを使うことができる。