2012年には3D映画『ファインディング・ニモ 3D』も公開されている。写真はドリー役の声優を務めるエレン・デジェネレス (C)BANG Media International

2003年にウォルト・ディズニー/ピクサーによってフル3DCGアニメーションとして制作された『ファインディング・ニモ』だが、その続編『ファインディング・ドリー』が2015年11月25日に劇場公開されることが明らかとなった。

第76回アカデミー賞では長編アニメ賞を受賞、世界興行収入も約9億2200万ドル(約857億4,600万円)という大ヒットを記録した『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、もともと2016年公開とも報道されていた。ウォルト・ディズニー/ピクサー側は、すでに本作の製作決定を下していて、物忘れの激しいナンヨウハギのドリー役の声優を務めるエレン・デジェネレスは、次のように声明を発表している。

「私はこの日をずっと、ずっと、ずっと待ってたの。続編の製作にこんなに時間がかかっても別に怒ってないわ。ピクサーの人たちは『トイ・ストーリー16』を作るのに忙しいんじゃないかしら? でも、これだけ時間をかける価値はあると思うの。脚本は素晴らしいわ。第1作で私が大好きになった要素が全て散りばめられているの。ハートがこもっていて、とっても面白いのよ。それに最高なのは、ドリーの場面がもっと増えることよ!」

オリジナル版でドリーは、歯医者の観賞用の水槽に入れられてしまったニモを助け出すため、過保護なニモの父親でカクレクマノミのマーリンが旅に出た際に友達になるという設定。そしてスタジオ側によれば、第2作目は第1作目の事件から1年後の設定で、カリフォルニアの沿岸を舞台に物語が繰り広げられるという。さらに、ニモとマーリン親子も続編には登場するようだが、第1作でニモ役の声優を務めていたアレクサンダー・グールドが実際に成長してしまったため、製作陣は今回の続編では新たなニモ役を模索しているという。

なお、監督にはアンドリュー・スタントンの続投も決定している。

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