パナソニックは4月4日、HDD搭載ハイビジョンブルーレイディスク(BD)レコーダー「DIGA(ディーガ)」シリーズの新モデル「DMR-BZT750」「DMR-BWT650」「DMR-BWT550」を発表した。いずれも発売は4月30日で、価格はオープン。推定市場価格はDMR-BZT750が108,000円前後、DMR-BWT650が75,000円前後、DMR-BWT550が65,000円前後。
利用者の好みに合致した番組を録画できる「マイメニュー」や「おまかせ録画」という新機能を搭載したモデル。マイメニュー上で利用者が指定した人名やフリーワード、ジャンルに関連するテレビ番組が自動で録画される。マイメニューは4つまで設定できるため、家族で使い分けることも可能。また、録画された番組がどのキーワードで録画したものか分からなくならないよう、マイメニュー上で自分がよく使う機能をメニューアイコンとして配置することができる。
「マイメニュー」画面 |
「おまかせ録画」設定画面(左)と「おまかせ録画」一覧(右) |
自動録画関連の機能としては、ニュース番組を自動録画する「最新ニュース」機能を搭載。地上デジタル放送のチャンネルを1つ指定しておくと、スタートメニューから「最新ニュース」を選ぶだけで最新のニュース番組をすぐに再生できるもの。
また、話題になっているニュースをトピックスごとに一覧表示し、該当シーンを再生する「ニューストピックス」機能も搭載。利用には、ディーガのインターネットに接続と、Webサービス「ミモーラ」への機器登録が必要となる。
録画した番組は、別売のDTCP+対応アダプター「DY-RS10-W」(5月下旬発売予定)を接続することで、外出先でもiPhoneやiPadなどで視聴することができる。対応機種はiPhone4S/5、iPod touch第5世代、iPad2、iPad第3/4世代、iPad mini、対応OSはiOS5.0/6.0以上。利用にはディーガのインターネット接続、および視聴端末側で専用アプリ「リモートビューアー」をダウンロードしておく必要がある。
また、録画番組データをディーガ間で"引越し"できる「番組お引越し」機能が備えられている。それまで使っていたディーガから新しいディーガへLAN経由ないしLANケーブル直結でデータを転送でき、買い換え時などでも古いディーガで録画しておいた番組データを視聴することが可能だ。
搭載するチューナーは、DMR-BZT750が地上/BS/110度CSデジタル×各3基、DMR-BWT650とDMR-BWT550が地上/BS/110度CSデジタル×各2基で、HDD容量はDMR-BZT750が2TB、DMR-BWT650が1TB、DMR-BWT550が500GBとなっている。録画はUSB接続の外付けHDDへ行うことも可能で、最大8台まで登録が可能。
そのほかの仕様は3モデルほぼ共通で、録画可能な光学メディアは、BD-R/RE(BD-Rは4層、BD-REは3層まで)、DVD-R/R DL/RW/RAM。接続インタフェースはHDMI×1系統、映像入力×1系統、アナログ音声入力(2ch)×1系統、i.LINK(4ピン)×1系統を備えるほか、DMR-BZT750のみ光デジタル音声出力×1系統を搭載。
本体サイズはDMR-BZT750がW430×D189×H44mm、DMR-BWT650がW430×D189×H44mm、DMR-BWT550がW430×D189×H41.5mm(いずれも突起部含まず)、重量はDMR-BZT750が約2.6kg、DMR-BWT650が約2.4kg、DMR-BWT550が約2.1kg。