JR東日本はこのほど、2013年度に行う東北復興支援の取組みの概要を発表した。自治体や地域とJRグループが連携して実施するデスティネーションキャンペーン(DC)を仙台・宮城および秋田にてそれぞれ展開するほか、東北エリア全域に向けて、年度を通じて「行くぜ、東北。」キャンペーンを実施し、旅行先としての注目度を高める。
仙台・宮城DC(4~6月)では、さまざまなイベント列車を運転するほか、復興へと歩みを進める被災地を巡るバスやタクシーのプランを組み合わせた「復興応援ツアー」を地域と連携して設定する。秋田DC(10~12月)では、秋田の持つ多彩な観光素材や、E6系新幹線「スーパーこまち」の運転開始を契機に、さらなる交流人口の拡大に取り組む。
DCのない期間も、東北エリアのいずれかの地域を重点販売地域に設定し、年度を通じて東北に向けた旅行商品の販売促進を行う。重点販売地域は、山形、岩手、青森・函館、いわき(福島)・ときわ路の各エリア。会津エリアの復興応援にも力を入れ、大河ドラマ『八重の桜』に合わせてラッピング列車を磐越西線で運転するほか、旅行商品の発売や、地域と一体となったおもてなしを通じ、会津エリアを盛り上げる。
2014年3月まで通年で行う「行くぜ、東北。」キャンペーンでは、駅や列車内にポスターやパンフレットを掲出。季節によってはテレビCMも展開し、東北旅行を大々的にPRする。