家電選び、「熟考派」「どちらかといえば熟考派」が7割に

インターネット調査会社のマーシュは3月29日、家電製品を購入して「後悔した」経験についてのアンケート結果を公開した。 同調査は3月6日~8日、全国の20代~60代の男女を対象に実施したもので、有効回答数は800。

家電選び、じっくり検討する「熟考派」が7割に

まず、家電製品を購入する際に、じっくり検討してから購入する「熟考派」か、あまり迷わずに決める「即決派」、自分がどちらにあてはまるかと聞いたところ、69.3%が「熟考派」(「どちらかといえば熟考派」も含む)であると回答した。

3分の2が家電製品購入後、後悔した経験が「ある」と回答

また、家電製品を購入する際は平均で何件ぐらいの店を見に行くか尋ねたところ、2件以上見に行く人が68%という結果となった。複数の店舗を見て回り、よく検討してから購入する生活者が多数派であることがうかがえる。

複数の店舗を見てから購入製品を決める人が7割近くに

しかしその一方で、「家電製品を購入したあと、何らかの理由で後悔したことはありますか」との質問に対しては、66.5%が「ある」と回答した(「何度もある」14.6%、「1度か2度はある」52.0%の合計)。

家電製品購入後、3人に2人が後悔した経験が「ある」と回答

後悔したことがある製品、最多は「掃除機」に

今回挙げた洗濯機・掃除機などの生活家電と、エアコン・扇風機などの季節家電19種類の中で、後悔したことがある製品としてもっとも多かったのは「掃除機」(20.2%)となった。次に多かったのは「エアコン」(12.9%)、続いて「ヒーター、ストーブ」(10.2%)、「加湿機」(9.0%)、「扇風機」(8.8%)となった。

後悔したことがある製品の1位は「掃除機」

後悔したことがある家電の中でもっとも購入時期が新しいものを選択してもらったところ、こちらも「掃除機」が20.9%で最多となった。

もっとも購入時期が新しいものも「掃除機」に

「後悔した商品」の平均点は55点に

もっとも購入時期が新しい「後悔した商品」について、100点満点で点を付けてもらったところ、「50~69点」(49.3%)の回答がもっとも多かった。「70~89点」が27.5%、「30~49点」が13.9%、「1~29点」が6.1%、「90点以上」が1.7%、「0点」が1.4%となり、全体の平均では55.0点となっている。

「後悔した商品」の平均点は55点に

3割が「機能がもの足りない」ことで後悔している

その商品について後悔した理由でもっとも多かったのは、「機能がもの足りない」(29.9%)で約3割となっている。次が「使いにくかった」(25.2%)、続いて「手入れやメンテナンスが面倒」(16.8%)、「音が気になる」(16.8%)、「購入した価格に見合わないものだった」(13.0%)、「思ったほど使う機会がなかった」(11.9%)、「故障した・壊れた」(10.4%)となっている。

後悔した理由の3割が「機能がもの足りない」

その他、アンケートの詳細は同社公開データページで確認できる。