6日から全国の劇場でスタートする映画企画『新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作』(2014年3月21日まで)の開催記念試写会が2日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、タレントで映画コメンテーターのLiLiCo、映画字幕翻訳家の戸田奈津子、映画パーソナリティーの襟川クロが出席した。

左から襟川クロ、LiLiCo、戸田奈津子

2010年からスタートし、永遠の名作を大スクリーンで堪能できる企画として通算180万人を動員した『午前十時の映画祭』。今年2月で終了したが、ファンの要望により、『新・午前十時の映画祭』とタイトルをかえて開催されることになった。同企画は、今も語り継がれる名作の数々を、毎朝10時から高品位のデジタル映像で楽しむことができる。

この日は、そのオープニングイベントとしてアラン・ドロンの主演作『冒険者たち』の試写会が行われ、上映前にLiLiCo、戸田奈津子、襟川クロが登壇。名作に登場する"イイオトコ"をキーワードにしたトークショーを繰り広げた。試写会の作品でもある『冒険者たち』の話題になり、10年前にアラン・ドロンに会ったという襟川は「立派な初老でした。でも話している時にウインクするんですよ。たまんないでしょ? いくつになってもお孫さんが出来てもあのままをキープしているんです」と色男ぶりを明かすとLiLiCoが「私のお父さんがアラン・ドロンに似ているんですよ。お母さんがアラン・ドロンのファンで、お父さんがお母さんをナンパして私が出来ちゃったんだもん」と赤裸々に告白。さらに「黙っていても女性が寄ってくる男性に出会いたいな~」と切望していた。

また、ハンフリー・ボガード、ジョージ・チャキリスといった往年のスターから最近のスターまで、ありとあらゆる映画人に出会っている映画字幕翻訳の第一人者、戸田奈津子は、リチャード・ギアの話題になると「リチャード・ギアは映画の中ではカッコいいんですけど、いつもヨレヨレのジャージを着ているの」と裏話を披露して、「80歳の頃に出会ったジョージ・チャキリスは有名なポーズを今でもできるんですよ。でも彼はあれ(『ウエストサイド・ストーリー』)1本。ハリウッドはみんな足を引っ張り合うけど、トム・ハンクスは本当にいい人でしたね!」と大スターの知られざる素顔を語っていた。