ヤマハは4月2日、AVレシーバーのエントリーモデル「RX-V375」を発表した。4月上旬より、オンライン通販「Amazon.co.jp」のみで販売される。Amazon.co.jpでの販売価格は25,800円。
RX-V375は、2012年4月に発売された「RX-V373」の後継機種。同社のAVレシーバーとしてはローエンドとなる5.1chモデルだ。同社によると、従来モデルのRX-V373が海外のAmazonで好調だったことから、国内でもAmazon専用モデルとしてリリースしたとのことだ。
従来モデルからの大きな変更点は,搭載しているパワーアンプ。上位機種である「RX-V575」「RX-V475」にも採用されている、実用最大出力135W/chのディスクリート構成のアンプを、5chすべてに使用している。
ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」を搭載しており、映画やテレビだけでなく、音楽ソフトも、高い臨場感で再現することが可能だ。シネマDSPのプログラム数は17。音場設定ツールは、YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)を搭載。付属のマイクを使用して自動設定が可能だ。4つまでの映像ソースや音場プログラムを登録し、ワンタッチで呼び出せる「SCENE機能」も装備する。
HDMI端子は、入力4系統/出力1系統を装備する。HDMI端子は、3D映像の伝送やARC、4K映像のパススルー伝送にも対応しており、主要テレビメーカー製のテレビやレコーダーとのリンク機能も搭載する。
フロントパネルにはUSBポートを装備。マスストレージクラスに対応したUSBデバイスからの音楽再生のほか、iPod/iPhoneのデジタル接続や充電にも対応している。圧縮音源の補間を行う「ミュージックエンハンサー」も搭載する。
HDMI/USB以外の入力インタフェースは、アナログ映像がコンポーネント×2系統/コンポジット×4系統で、デジタル音声が光×2系統/同軸×2系統、アナログ音声がRCA×3系統/ステレオミニジャック×1系統だ。従来モデルにあったD4端子は、装備されていない。
出力インタフェースは、アナログ音声×2系統(AV OUT 1/2)、アナログ映像のモニターアウトがコンポーネント×1系統/コンポジット×1系統、AV/RECアウトがコンポジット×1系統、ヘッドホン×1系統、サブウーファープリアウト×1系統、5chスピーカー端子×1系統となっている。スピーカー端子のうち、フロントの2ch用には、バナナプラグにも対応した大型ターミナルが採用されている。
本体サイズはW435×D315×H151mmで、重量は7.4kg。消費電力は175W。