ある最新の調査によれば、世界の主要市場におけるMicrosoftのWindows Phoneのシェアの大幅増加がみられたという。AndroidやiOSの規模には至らないものの、一方で端末数の増加から、市場でそれなりに認知されている様子がうかがえる。
同件はAll Things DigitalでJohn Paczkowski氏が報じている。調査結果を報告したのはKantar Worldpanelで、2012年12月~2013年2月の3ヶ月間の集計で、前年比でWindows Phoneのスマートフォン市場全体におけるシェアが主要マーケットの一部において倍増が見られるなど、大きく変化していることが判明したという。具体的には米国で2.7%だったものが4.1%になり、英国では3%から6.7%、オーストラリアでは1.7%から3.4%とほぼ倍増している。イタリアでは5.4%から13.1%と、2桁の大台へと到達するなど大幅躍進がみられる。
もっとも、ここでデータの上がっていない地域では微増レベルか変化なしにとどまっており、スマートフォン市場シェアの多くを握るAndroidやiOSの水準には大きく引き離されている。ただ、今年2013年初旬に開催されたCESやMWCで第3極を目指すOSとしてTizen、Firefox、Ubuntuなどのプラットフォームが話題になったのに対し、Windows Phoneが蚊帳の外にいたことを考えれば、世間が考えているほどにはWindows Phoneのプレゼンスは低くないということかもしれない。