ポルシェ ジャパンはこのほど、ボクスターとケイマンがニューヨークモーターショーにおけるセレモニーで、2013ワールドパフォーマンスカー賞を受賞したことを発表した。同賞は2012年に911が、2006年にケイマンがそれぞれ受賞している。

「ケイマン S」

「911カレラ 4S」

「ボクスター S」

同賞はワールドカーアワード(WCA)の1部門。WCAは世界中の23カ国、66名のモータージャーナリストが、その年の新型車の中から「デザイン賞」「グリーンカー賞」「パフォーマンスカー賞」「カーオブザイヤー賞」の4つの部門を選考する自動車賞。審査員は、自動車の専門知識、経験などをもとに世界自動車運営委員会が任命する。

受賞したボクスターは、2012年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアを行い、ケイマンは2012年11月のロサンゼルスオートショーでワールドプレミアを行った。ともに大幅な性能アップや、カレラGTをほうふつとさせるデザインで人気を博している。

ポルシェは今年に入ってから米国、カナダ、ロシア、南アフリカ、シンガポール、ドイツなど世界中の国々で、すでに20個もの賞を受賞した。ドイツではAuto Bild誌の読者投票で、911カレラ4がクーペ / カブリオレ部門の「ベスト4WD賞」を受賞している。

ポルシェAG社長のマティアス・ミューラー氏は、「ポルシェ911の50周年を記念する受賞となりました。ニューボクスターとケイマンも生まれながらにして911のDNAを受け継ぎます。このDNAがお客様と審査員の皆様に感銘を与えたに違いありません。そのことを非常に誇りに思います」と述べている。