東京都は1日、「東京都帰宅困難者対策条例」を施行し、同条例第12条に基づき、都立施設など200施設を大規模災害発生時に帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設に指定した。

「東京都帰宅困難者対策条例」は、大規模災害発生時の混乱抑制を目的としたもの。都民に一斉帰宅の抑制を呼びかけているほか、企業に対して3日分の食糧備蓄を努力義務として課している。

今回一時滞在施設に指定されたのは、東京国際フォーラム(千代田区)、築地市場(中央区)、東京芸術劇場(豊島区)、首都大学東京 荒川キャンパス(荒川区)、味の素スタジアム(調布庁舎)(調布市)など。受け入れ人数は約7万人となる。

また、「Google」「Yahoo! JAPAN」「J-anpi」の運営会社と協定を結び、各ポータルサイトにおいて一時滞在施設の位置などの情報提供を行っていく。

都は、今後も、都立の一時滞在施設の拡充や、民間施設との協定による一時滞在施設の確保に努めていくとしている。

一時滞在施設一覧(出典:東京都Webサイト)