フールージャパン LLCは2日、同社が運営する動画配信サービス「Hulu」のPCブラウザ向けインタフェースを一新。トップページから文字情報を極力減らし、ビジュアルを重視したインタフェースへ変更した。同日より「Hulu」にログインすると、順次切り替わっていく予定。

PCブラウザ向け「Hulu」の新インタフェース

新インタフェースは、タイル状に作品のサムネイルが整列するフォーマット。従来と同じく「新着動画」や「おすすめ」などのカテゴリ別に作品のサムネイルが表示されるが、サムネイル下のジャンルや作品名、視聴状況などの文字情報を省き、作品を選びやすくした。これにより、各カテゴリで一度に表示できる作品数も、従来の約5本から約9本程度まで向上している。

従来のインタフェース(左)と新しいインタフェース(右)

タイトルなどの文字情報は、サムネイルにオンマウスするとポップアップで出現。マイリストへの追加もこのポップアップ上から行える。ナビゲーション機能では、映画やテレビ番組などのカテゴリ別に、「新着順」「人気順」「ジャンル」「地域」でソートできる。

また、新たに「特集トレイ」を導入。特集トレイは同サービスのスタッフが特定のテーマごとにおすすめ作品を紹介するもので、システムによるものではなく、人力での選出となる。2日時点では、"Hulu一押しのテレビシリーズ"や"カンフー映画特集"、"子どもと一緒に見たい名作"などを特集する。

このほか、作品の通常再生画面を従来より一回り拡大した。なお、画質は従来と同等。

新インタフェースの再生画面

今回の変更は、2012年8月に行われた米国版「Hulu」のインタフェース改善を受けたもの。米国で好評だったことから、「デザインを印象的にし、多数の作品をわかりやすく見せる」ことを目指し、今回国内のPCブラウザ向けにも適用された。なお、Windows 8向けのアプリ版「Hulu」のインタフェースに変更はない。