ビー・エム・ダブリューは1日、「『MINIジョン・クーパー・ワークス』全モデルに、航空機メーカーと協同開発したウイングオプションを装備した限定車を設定した」とのプレスリリースを配信した。

「ウイングオプション」を装備したMINIの広報画像

もちろん、これはMINI流の「エイプリル・フール」ジョーク。近年、大企業でもエイプリル・フールにユーザーを楽しませるジョークを披露するのが一般化してきているが、自動車メーカーの中でも堅いイメージのあるBMWがここまでやるとは……。大抵のことには驚かない本誌記者も、これには絶句。

今回発表されたプレスリリースによれば、「このたびMINIは、多くのオーナーに体感していただいている、見えない翼でも生えているような感覚、に注目。ドライビングに精通された方だけでなく、すべてのドライバーにJohn Cooper Worksならではの飛翔感を味わっていただくために、特別なオプションの発売に踏み切りました」とのこと。

てっきり大きなリアウイングを装着したのかと思いきや、その広報写真にはありえない巨大な主翼が! 地面から浮いて飛んでいる写真まであった。

さらに、「デザインは、戦闘機にも採用されている尖鋭的なデルタウイングと、旅客機などでもポピュラーな後退翼の2種類。アクロバティックな飛行感を楽しみたい方にも、優雅なフライト感を満喫したい方にも、ご満足いただけるはずです。しかも、この2枚の翼はスイッチひとつで車体への格納と展開が可能。ニッポンの駐車場事情まで考慮いたしました」とまで。本当にそんなMINIが発売されたなら、ぜひドライブしてみたいものだ。