JTBコーポレートサービスと日本ユニシス、充電網整備推進機構はこのほど、電気自動車やプラグインハイブリッドの充電ネットワークサービスの提携を発表した。

電気自動車やプラグインハイブリッドの普及にともない、手軽に充電できる設備のインフラ整備が急務となっている。すでに普及している充電設備として、JTBコーポレートセールスと日本ユニシスが運営し、宿泊施設などに設置を進めている充電サービスや、充電網整備推進機構が運営する会員制急速充電サービス「チャデモチャージ」がある。

この2つのサービスは別々に運営されていたため、両方のサービスを利用するにはそれぞれのサービスに入会する必要があった。4月1日からこの2つのサービスが提携し、JTBコーポレートセールスと日本ユニシスが共同で発行する「チャデモチャージ付きおでかけCard」により、両サービスの充電設備を1枚のカードで利用できるようになる。

これにより、1枚のカードで利用できる充電設備は全国で合計300基以上となる。JTBと日本ユニシスが展開するサービスは観光・宿泊施設への設置が中心であり、充電網整備推進機構のサービスは、観光地までの経路での急速充電を可能にするため、互いのサービスが補完しあうことでユーザーの利便性は大幅に向上する。

JTBコーポレートセールス、日本ユニシス、充電網整備推進機構では、今後もさまざまな事業者と連携し、一体となって充電インフラの普及を推進するとしている。